新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

敦賀港駅周辺を探る ②

2019/05/12(Sun)

ゴールデンウイーク(笑)一段落した所で「自分の休み」です。
普段より少し長めに旅に出ておりますので、本日は兵庫県加古川市
よりお送りしておりますクラ駅長です。

20190510i.JPG20190510j.JPG

昨日は元々が播磨下里お絵描き教室の予定だったのですが、大海
駅長の都合で中止になったので、現地近くで別に振り替えれるネタ
ナイかと考え、国鉄高砂線(加古川~高砂)跡地を探ってみました。

…折角取ったホテルキャンセルするのが嫌なんですよ。

さて敦賀港ですが、レンガ倉庫(ジオラマ館)裏手に、以前から見た
かった保存車両があるんです。

20190510a.JPG 20190510b.JPG

 国鉄急行型気動車としてベストセラーだったキハ58系キハ28型
パノラミックウインドスカートつき後期型ですね。
もっと新しいイメージでしたが、ソレでも1968年の製造なのか。

キハ58系も晩年は海外へ譲渡された車両が多く、比較的新しいこの
タイプは大部分がサハリンへ渡ったそうな。

…現地ではパノラミックウインドの車両を出来るだけ先頭車に持って
くる使い方をしてたらしいけど、もぅ現役引退の頃かも知れません。

20190510c.JPG 20190510d.JPG

この3019号車小浜線での運用実績もあるという事で、当時に実在
した急行「わかさ」のヘッドマークが飾られています。
若桜鉄道で見たコレも、本来の使い方ならこっちに貼るべきだな。

扉など施錠されてましたが、階段が用意してあるという事は、時々
車内を公開する事があるのかも知れません。

保存状態が良かったのか塗り直したのか、塗装がかなりキレイです。
…まだココに置かれて1年足らずだからなのかも知れませんが、今後
の保存活動
にも期待したい所ですね。

20190510e.JPG 20190510f.JPG

更に少し離れた所に恐らくは明治期から残ってると思われる、コレも
レンガ造りランプ小屋がありました。

…割と古めの路線なら各地で見られる施設ですが、ココのは内部を
改装して見学出来るようになってるらしいですよ。

20190510g.JPG 20190510h.JPG

鉄道黎明期には機関車の前照灯なんてモノもまだまだ未整備だった
ようで、灯油を使ったランプを前部に掲げて列車の種別などを表示
してたという事なんですね。

…てか私は「ランプ」と聞いて、客車内の照明に使うモノだとばかり
思ってましたわ。勿論ソレ用にも使ったでしょうが、前照灯識別灯
という発想がありませんでした。初期にはダイナモ発電機ナイか。

この歳になって1つ勉強してしまいましたね。まだまだ知らない事が
沢山あるような気がします。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.42 鉄道保存施設を探る