野上電鉄を探る ⑤
2020/06/23(Tue)
少し間が空いてますが、6月に入った最初の休みで、四国の愛媛県と
高知県の駅ノートを回ってきましたクラ駅長です。
…まぁ謎のウイルスによる緊急事態宣言も一応は解除されましたので、
まだ気が抜けない首都圏と福岡周辺以外だったら、公言しても叩かれ
にくいかなと思っております。
駅ノート以外でも有名な予讃線の下灘駅は2回目、そして新規発見&
設置となる予土線の半家と十川の3か所です。
…予土線は乗り鉄では何度か乗った路線ですが、車で外から見て回る
のは初めての事であり、色々と発見があって充実した旅になりました。
詳細は後日ね。
さて野上電鉄の跡地を探る旅ですが、重根広場から更に進むと廃線跡
が切り通しになってる区間が出てきました。
…頭上に古めかしい感じの陸橋か掛かっていますが、明らかにコレは
線路を跨いでいた路地の跡でしょうね。
現在は「健康ロード」との間にもスロープが付いてましたので、登って
みましょう。電動アシスト車だから比較的ラクに行けます。
右の画像が海南方面を見た風景です。…電車だから架線が少し邪魔
かも知れませんが、なかなか良いアングルなので撮り鉄スポットにも
なってた事でしょう。
更に行くと、新しいバイパス道路との交差点に出ました。厳密には
まだ工事中のようですが、この付近の集落内を通る国道370号線を
迂回する「阪井バイパス」のようです。
…後で地図を見たら、ココは現地まで来る途中に通ってたわ。
広くなってしまった交差点の隙間に、気を付けて見ないと見落とす
サイズで廃線跡の「健康ロード」が通っています。
田舎の道路ってのは、実際の要不要はよく分からない場合も含めて
知らないうちに矢鱈と増えてる場合があって、つい3年ぐらい前の
カーナビには載ってナイ場合もありますよね。ココも然りでしたが。
後で詳しく述べますが、ココから先の廃線跡もカナリの区間が最近
になってバイパス道路に転用されたようです。
その先が紀伊阪井駅の跡地…現在は阪井広場になってる地点です。
左の画像で手前に写ってる建物は散髪屋さんなのですが、駅舎を
挟んですぐ向かいにお店がある情景が何となく想像出来ますね。
広場の真ん中に山本勝之助と言う人物の銅像がありました。…説明
を読むに、大正~昭和にかけてコノ付近で活躍した商人のようです。
近くに「山本勝之助商店」と言う会社が今でもあり、棕櫚(シュロ)を
材料としたホウキをなど生産してるとの事です。
元々野上電鉄の沿線は、タワシやロープ等の日用品の生産が盛んな
地域であり、同社も最初はソレらの製品を海南港まで運ぶのが主目的
だったそうな。…ローカル私鉄って起源は殆どソレですよね。
その山本勝之助商店がすぐ近所にあり、建物は文化財指定を受けた
貴重な物だと言うので見に行ってみました。…何となくNHHの旅番組
みたいなノリになってきましたが、なるほどレトロな雰囲気です。
古めかしい書体で書かれた板は看板ではなく、山本翁の座右の銘だ
そうで「手廻せねば雨が降る」と書かれています。
(※「が」は変体仮名…「可」を崩した所に「゛」)
…どんな意味なんでしょうね?ネットで「山本勝之助」と検索しても
「山本勝之助商店」としてホウキなどの通販広告が出て来るばかりで、
当人に関する情報が見つからないんですよ。
仕方がないから上の言葉をそのまま検索したら「猫が手で顔を洗うと
雨が降るってホント?」みたいなのが出ました。…似てるけど違うぞ。
察するに「備えあれば憂いなし」みたいなジャンルの言葉だと思うん
ですが、「備え無ければ憂いあり」風の逆説パターンなのかしらね?
また思わぬ所で思考的に脱線して時間を食った気がしますが、先を
続けます。間もなく全体の半分ぐらいに達する感じかな?
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
高知県の駅ノートを回ってきましたクラ駅長です。
…まぁ謎のウイルスによる緊急事態宣言も一応は解除されましたので、
まだ気が抜けない首都圏と福岡周辺以外だったら、公言しても叩かれ
にくいかなと思っております。
駅ノート以外でも有名な予讃線の下灘駅は2回目、そして新規発見&
設置となる予土線の半家と十川の3か所です。
…予土線は乗り鉄では何度か乗った路線ですが、車で外から見て回る
のは初めての事であり、色々と発見があって充実した旅になりました。
詳細は後日ね。
さて野上電鉄の跡地を探る旅ですが、重根広場から更に進むと廃線跡
が切り通しになってる区間が出てきました。
…頭上に古めかしい感じの陸橋か掛かっていますが、明らかにコレは
線路を跨いでいた路地の跡でしょうね。
現在は「健康ロード」との間にもスロープが付いてましたので、登って
みましょう。電動アシスト車だから比較的ラクに行けます。
右の画像が海南方面を見た風景です。…電車だから架線が少し邪魔
かも知れませんが、なかなか良いアングルなので撮り鉄スポットにも
なってた事でしょう。
更に行くと、新しいバイパス道路との交差点に出ました。厳密には
まだ工事中のようですが、この付近の集落内を通る国道370号線を
迂回する「阪井バイパス」のようです。
…後で地図を見たら、ココは現地まで来る途中に通ってたわ。
広くなってしまった交差点の隙間に、気を付けて見ないと見落とす
サイズで廃線跡の「健康ロード」が通っています。
田舎の道路ってのは、実際の要不要はよく分からない場合も含めて
知らないうちに矢鱈と増えてる場合があって、つい3年ぐらい前の
カーナビには載ってナイ場合もありますよね。ココも然りでしたが。
後で詳しく述べますが、ココから先の廃線跡もカナリの区間が最近
になってバイパス道路に転用されたようです。
その先が紀伊阪井駅の跡地…現在は阪井広場になってる地点です。
左の画像で手前に写ってる建物は散髪屋さんなのですが、駅舎を
挟んですぐ向かいにお店がある情景が何となく想像出来ますね。
広場の真ん中に山本勝之助と言う人物の銅像がありました。…説明
を読むに、大正~昭和にかけてコノ付近で活躍した商人のようです。
近くに「山本勝之助商店」と言う会社が今でもあり、棕櫚(シュロ)を
材料としたホウキをなど生産してるとの事です。
元々野上電鉄の沿線は、タワシやロープ等の日用品の生産が盛んな
地域であり、同社も最初はソレらの製品を海南港まで運ぶのが主目的
だったそうな。…ローカル私鉄って起源は殆どソレですよね。
その山本勝之助商店がすぐ近所にあり、建物は文化財指定を受けた
貴重な物だと言うので見に行ってみました。…何となくNHHの旅番組
みたいなノリになってきましたが、なるほどレトロな雰囲気です。
古めかしい書体で書かれた板は看板ではなく、山本翁の座右の銘だ
そうで「手廻せねば雨が降る」と書かれています。
(※「が」は変体仮名…「可」を崩した所に「゛」)
…どんな意味なんでしょうね?ネットで「山本勝之助」と検索しても
「山本勝之助商店」としてホウキなどの通販広告が出て来るばかりで、
当人に関する情報が見つからないんですよ。
仕方がないから上の言葉をそのまま検索したら「猫が手で顔を洗うと
雨が降るってホント?」みたいなのが出ました。…似てるけど違うぞ。
察するに「備えあれば憂いなし」みたいなジャンルの言葉だと思うん
ですが、「備え無ければ憂いあり」風の逆説パターンなのかしらね?
また思わぬ所で思考的に脱線して時間を食った気がしますが、先を
続けます。間もなく全体の半分ぐらいに達する感じかな?
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.450 鉄道廃線跡を探る