新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 亀嵩

2020/12/07(Mon)

そんな感じで木次線駅ノートですが、続いては有名亀嵩駅
やって来ましたクラ駅長です。

20201207a.JPG まず昭和35年松本清張作の小説
「砂の器」が発表され、同作に登場
する舞台の1つとして「亀嵩」と言う
地名有名になりました。

そして同駅国鉄時代昭和46年
簡易委託駅となり、その時点から
駅務室を改装して「扇屋」と言う
蕎麦屋さんが営業を始めました。
最近よくある無人駅のボランティア
駅長元祖みたいな物でしょう。

昭和49年「砂の器」が初めて映画化されると、駅の存在全国的に
知られる事になり、観光客一気に増えたような経緯があります。

以来「砂の器」は時々映画テレビドラマリメイクされるので、知名度
が落ちる事もなく客足も絶えない。…と言う状況で現在に至ります。

20201207b.JPG
私も「砂の器」は小説・映画ともに
好きな作品の1つだし、駅に蕎麦屋
があると言う状況も面白いので過去
何度か来てる駅です。

…今回初めて見た気がするのがコレ。
なのに昭和の警察官の格好をした
顔出し看板があり「砂の器」台本
手に持ってますね。

本体平成16年版のテレビドラマ三木巡査を演じた赤井英和氏
だと思われます。…周囲の余白が少なすぎて使いにくい代物ですが。

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少しお昼を過ぎましたが、まずは扇屋さん蕎麦を頂いてから駅ノート
を描く事にしましょう。…と思ったら平日なのに意外と混んでます
まずはホームの風景などを先に撮ってしまいましょうか。

交換設備ない棒線ホームの駅です。…出雲八代駅の回で触れ
ましたが、線路隔てた所崖の斜面になってる地形であり、初代
の映画では引きの絵撮れないと言う事で使えなかったそうな。

駅舎八川駅なのは「蕎麦屋の看板邪魔だったから」ですって。
看板なら一時的に外す事も可能でしょうに、お店の営業を優先したん
でしょうか?昨今の横暴なテレビ局とは違う紳士的な配慮ですね。

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そんな感じで用紙名前を書いて、暫く待ったら入店出来ました

各メニュー+330円御飯と小鉢料理が付いた定食にも出来ます。
…コレなら1,000円を超えるので地域共通クーポン券でも払いやすい
と考えて、今回は定食で頂く事にしましょう。

寒い季節なので温かい釜揚げそばにしました。…ココのは蕎麦湯
浸った状態で提供され、ソレに出汁を追加して頂くスタイルのようです。
この方が蕎麦の風味直接楽しめると言う事なのかも知れません。

20201207g.JPG 20201207h.JPG

では胃袋と体温満たされた所で駅ノートに移ります。
…こちらの駅ノートは厳密には「お店のノート」であり、店舗内にある
ので閲覧書き込み営業時間内に限られると思われます。

中には営業中の店舗長居するのを嫌う人も居るのか、駅の知名度
の割に絵師さんの作品少な目です。他にケンさんの作品もあったん
ですが、撮り漏らしてしまったようで、すいません

…今回は私も事前に描いた物を持参して貼り付けようか迷った
ですが、その時間が取れないうちに現地へ来てしまいました。

最近は作画時間(てか修正点とソレに掛かる時間)も短縮出来つつ
あるので、背景などは省略して時短で描く事にします。

それでもまだ利用客が多いので、テーブルに居座るのは憚られます
お店の方了解を得て店舗外駅の待合室で描く事にしましょう。

20201207i.JPG
やはり最初2回目があるのか?)
「砂の器」ネタでしょう。親子
巡礼の旅を続けてきた千代吉(父)
秀雄(子)駅のホーム別れる
シーン
です。

原作(及び初代の映画)では千代吉
ハンセン病の治療のために秀雄
引き離されますが、コレは現在
では差別表現に当たるようです。

なので以後の映像化作品では、過去の犯罪自首するような設定に
変更されているケースが多いですよね。でも大抵、長期間の放浪生活
が祟って千代吉何らかの病気を患う羽目になってます。

しかしのろはどぅ見ても病人には見えない小太り体形なので、そこを
ギャグにしてみました(特定の病名設定してません)。

20201207j.JPG
所でココの駅ノートは、壁の釘引っ掛ける
ための結束バンドかなりキツ目に締めて
あるので、ノートフラットに開かない状況
になっています。

あまり奥の方まで描くとハンディスキャナ
通らなくなるので、ソレを考慮して小さめに
マトメる必要がありました。

その状況を説明するべく撮ったページに、
DEENの池森さんに影響されて蕎麦三昧の
乗り鉄旅行をしている」と言う、ドコかで聞いた
ような話が書いてありました。

その辺りも含めて、また紹介しきれなかったネタ次回(明日付け)
記事で補足します。日付当日に読んで下さってる方は暫くお待ち下さい

→次回に続く



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No.617 駅ノートの記録