新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

門出駅と合格駅 ①

2020/12/22(Tue)

大井川鉄道本線駅ノート予期せず7駅も描いて奈良へ帰る
途中、11月12日新規開業したばかりの門出駅を探るべく、現地
寄り道しておりますクラ駅長です。

新東名高速道路島田金谷インターに近い所なので、終わればすぐ
高速に乗れて便利な所でもありました。

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同駅同時に開業した「KADODE OOIGAWA」と言う御当地の農産物
などを中心に扱う複合商業施設に隣接しており、大井川鉄道では35年
振り新駅になるそうな。

…沿線の町の需要から作られた小さな新駅同社の場合、2つ隣の
日切駅がソレに当たる)を想像してたんですが、状況が全く違うぞ

実際の所、既存五和駅とは500m程度しか離れてません。
そして五和駅は、門出駅の開業と合わせて「合格駅」と駅名が変わり
ました。それも後で見に行く事にしておりますが。

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いわゆる「道の駅」更に大きくしたような物でしょうか?道路を挟んだ
両側敷地が展開されており、歩道橋で繋がっています。

概ね駅に近い方レストラン観光案内所などのエリア、反対側
公園物販のエリアになるようです。

…と言うかなるべく人を入れないように撮ってますが出来たばかり
珍しいのか、平日なのに結構な人出なんですよ。私は駅さえ見れれば
いいと思って寄っただけなのですが、コレは予想外でした。

単に混雑が嫌いと言う事もありますが、謎のウイルス収まってない
状況で、東京都民多いかも知れない所には長居したくナイですね。
必要最低限な部分だけ見て、とっとと退散する事にしましょう。

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まず目に付いたのが蒸気機関車保存車ですが、大井川鉄道
以前に使われていたC11312号機が、ココに静態保存されています。

同社では現在も190号機227号機の2機が活躍していますが、
製造番号で言えば最も新しい筈312号機先に引退してしまった
んですね。単に車両の新旧だけでは判断出来ない物なのでしょう。

説明によると国鉄廃車になった後、三重県松阪市「ドライブイン
あら竹」静態保存されてた物が昭和62年大井川鉄道へ来たのだ
そうです。…あら、意外な所で縁のある「あら竹」が出ましたね。

やはり静態保存時の状態が良くなかったのか、平成19年に再度廃車
になった後は、部品取り用として最終的には右端のような無残な状況
になってたようです。

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それが今回ココに展示される事になり、新たに部品などを作り直して
復元したと言う事情のようです。…静態保存車だから実際に走れる
のか
どうか疑わしいと言うか、ほぼレプリレカなのかも知れません。

上の画像と比べると、キャブ部分左右のタンク除煙板などが
新品なのでしょうか?よく見ると運転席周りの機器類省略されてる
状態でした。

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しかし流石は大井川鉄道です。ソレなりに立派に見えますね。事情を
知らない一般の観光客にはコレで充分かと思われました。

そして本来は下回りも見れるのか、車庫のピットのようなが掘って
あるんですが、恐らくはウイルス対策のためか閉鎖されておりました。

お昼時に当たってしまったので混雑が鬱陶しい所ですが、続いて
駅とソノ周辺だけでも見て帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.632 鉄道保存施設を探る