新・駅長日誌Ⅱ

…さて飯田線中部の駅ノート旅ですが、続いては伊那小沢と言う駅に
やって来ましたクラ駅長です。



先程の鶯巣駅から、川の対岸を迂回しても3.5kmと言う近さでした。
しかしココも事前にストリートビューなどで調べた時「車を置けるのか
否か」が心配だった所なのです。

まず手前に広めの平地があるものの、コレは道路なのか鉄道用地
の一部なのかが分かりにくい。そして現地でカーナビが目的地として
示したのが、駅より少し山手の坂道の途中だったんです。

…取り敢えずは手前の平地に車を駐めて、線路沿いに様子を見に
行く事に しました。すると駅の入口に辿り着いたと言う状況です。



交換設備のある対向式ホームの駅です。そして豊橋方向に保線用
と思われる引込線があって、車はココの終端部分に着きました。
…だから最初はスイッチバック駅のように見えたんですよ。

道路はココから坂道を登って斜めに切られたトンネルポータルの上
を通り、先へ続いています。カーナビが示した地点は法面の上で、
駅の入口はありません。…まぁ時々ある機械的なミスですな。



対向式ホームの双方に待合室がありますが、飯田方面の１番線側
の建物だけ扉が閉めれる構造です。駅ノートはココにありました。

１番線ホームから見た天竜川の風景が右の感じです。この大きな橋
を渡ってココへ来たんですが、これが無かったら完全な秘境駅です。

てか同駅は最近、何とか言う人が提唱する「秘境駅ランキング」で
100位以内にランクインしたそうで、飯田線で７番目の秘境駅（※元
の６駅＝小和田・中井侍・為栗・田本・金野・千代）として扱われる
ようになったとの事です。

…しかしアレの順位は何を基準に決めてるのでしょう？投票じゃない
だろうし、単なる主観？



お約束の「ワイドビュー伊那路」が通過。

…ＪＲ東海は高山本線などでは駅の分岐器を改良して特急が通過
する方をスルー構造とし、評定速度の向上を図ったとの事ですが、
飯田線はソレが無理な駅が多いのでしょう。

双方向とも進入時に25km/h（多分）の速度制限が掛かります。
そりゃ時間が掛かる筈ですね。停車駅も多いし、急行でいいじゃん。

駅ノートはココも比較的最近に設置されたようです。絵師さんの作品
２点とゆっくまーシールが２点。…てかケースにカメムシまで同封され
てるのはツラいので、外に逃がしてあげました。



…待合室内の一角に、恐らくは掃除道具などを入れてある小さな
スペースがありました。防犯のために番号式の鍵が付いてますが、
のろはコレをトイレだと思ったようです。

構図を決めた時にてんが窓から覗いてる感じにしようと思ったん
ですが、外から確認すると窓の下はホームより低い地面になって
おり、人が立てる状況ではありません。

だから位置を入れ替えて、ぱのが特殊な能力で宙に浮いてる事に
しました。ぱのは化け猫なので、この程度の事なら可能なようです。

２日目は２駅とも比較的早く終わったので、駅ノートはココまでにして
少し観光しましょう。前回に千代駅の近くで見つけた天竜峡大橋の
遊歩道「そらさんぽ天竜峡」へ回ってみる事にしました。

※→次回に続く

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