駅ノート 阿波大宮
2021/03/10(Wed)
そんな感じで東かがわ市から徳島県境を越え、高徳線の阿波大宮
と言う駅に到着しておりますクラ駅長です。
…徳島県に入って1つ目の駅なので、山間部に近い所なのでしょう。
吉野川の河口に開けた平野部とは違う雰囲気の地形でした。
JR四国に多い、古い木造駅舎をリフォームしたようた建物です。
Wikipediaによると昭和10年の開通時に開業した駅だそうです。
昭和40年代から向かいの商店に切符の販売を委託する簡易委託駅
だったようですが現在はソレらしきお店も見当たりませんね。
元の駅務室の内部はどぅなってるのか不明ですが、窓口に相当する
箇所が近代的なアルミサッシの窓になってます。運行情報や広告など
を表示するモニターが透明な箱に入った状態で置かれてました。
駅の目前を通る道が昔の讃岐街道に相当すると言う事で、私が先程
通ってきた大坂峠を経て香川県へ通じていたそうな。
観光案内図に付属して「大坂口御番所跡」と言うのがありますが、コレ
が国境の関所跡なのでしょう。駅舎のホームに面した側には「大坂峠
ハイキング下車駅」とも書かれていました。…そう言う需要の駅か。
駅舎と別に島式ホームがあり、跨線橋で繋がっています。駅舎側にも
古い貨物ホームらしき遺構が確認出来ますね。
…滞在中に特急同士の上下交換を何度か見ました。当然の事に片方
が運転停車として停まります。カーブした駅なので双方とも制限速度が
掛かるらしく、通過列車もソレほど高速ではありません。
特急「うずしお」にも新型車両が増えましたね。2600系・2700系共に
私はまだ乗った事がナイのですが、そのうち何か計画しましょう。
と言う事で駅ノートですが、こちらも最近(昨年末)ぐらいに新規設置が
確認された物で、毎度の如く情報はTwitterから見付けたワケですが、
一般的な駅ノートと内容が少し違うようなのです。
で実際に現地で確認してみた所、冒頭の3ページぐらいに渡って奇妙
なエッセイとも取れる文章が並んでいました。
…日付は全て同じ2020年の11月17日の物で、筆跡が2種類あるから
恐らく2人組の若者が交互に書いた物でしょう。「俺」又は「僕」と言う
一人称ですが性別は不明です。ではソノ状況を整理してみましょう。
①琴平のような賑やかな所かと思って降りてみたら何もない田舎で、
次の列車は3時間後。2人とも途方に暮れてしまった。
②親切なおじさんに「板野(直近の市街地)まで車で送ってあげよう」
と言われたが、「山賊かも知れない」と怪しんで断ってしまう。
③温かいコーヒー、イカ焼き、りんご飴、焼き鯖寿司が欲しい。
(※引っ掛かったキーワードに後から私が赤線を引きました。)
…そもそも何故ココが「金毘羅さんの参道」みたいな所だと思ったの
か謎なんですが、後の展開は山賊を除けばまぁ理解出来ますね。
ともあれ折角Twitterでも紹介されたネタであり、後にコメントを
書いた人がトイレの心配をしてたり(駅にトイレはナイ)、それらの
コメントを読みに当人たちが再訪した形跡も見受けられるので…
「コレだけあれば問題は解決するだろう」と言うのを絵にしてみました。
トイレはありませんが飲物の自販機はあるから、コーヒーは買えます。
後はイカ焼き、りんご飴、車、山賊じゃないオッサンがあればOKだ。
…焼き鯖寿司は贅沢を言いすぎだと思うので却下です。
そもそも駅ノートって物はその駅を訪れた人たちのコミュニケーション
ツールから始まったようなもんだから、脈絡のない萌え絵を描いても
「上手ですね」だけで終わってしまうかも知れない。
ネットの発達した世の中、たまにはこんなアナログな遣り取りも面白い
かも知れないと思ってるワケですよ。…こうなると後の展開を見に行く
のも楽しみになりますね。
そんな感じで阿波大宮の駅ノートを描き終え、宿泊地である阿南市へ
移動します。途中で徳島駅に立ち寄り、クレーム除けの乗車券を購入。
今回は徳島から阿波大宮と、翌日訪問予定の牟岐線の由岐までの
片道乗車券を1枚ずつ。何れもみどりの券売機で発券出来ました。
…明日も新規発見の駅ノートだと言う事で、楽しみにしておりますよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
と言う駅に到着しておりますクラ駅長です。
…徳島県に入って1つ目の駅なので、山間部に近い所なのでしょう。
吉野川の河口に開けた平野部とは違う雰囲気の地形でした。
JR四国に多い、古い木造駅舎をリフォームしたようた建物です。
Wikipediaによると昭和10年の開通時に開業した駅だそうです。
昭和40年代から向かいの商店に切符の販売を委託する簡易委託駅
だったようですが現在はソレらしきお店も見当たりませんね。
元の駅務室の内部はどぅなってるのか不明ですが、窓口に相当する
箇所が近代的なアルミサッシの窓になってます。運行情報や広告など
を表示するモニターが透明な箱に入った状態で置かれてました。
駅の目前を通る道が昔の讃岐街道に相当すると言う事で、私が先程
通ってきた大坂峠を経て香川県へ通じていたそうな。
観光案内図に付属して「大坂口御番所跡」と言うのがありますが、コレ
が国境の関所跡なのでしょう。駅舎のホームに面した側には「大坂峠
ハイキング下車駅」とも書かれていました。…そう言う需要の駅か。
駅舎と別に島式ホームがあり、跨線橋で繋がっています。駅舎側にも
古い貨物ホームらしき遺構が確認出来ますね。
…滞在中に特急同士の上下交換を何度か見ました。当然の事に片方
が運転停車として停まります。カーブした駅なので双方とも制限速度が
掛かるらしく、通過列車もソレほど高速ではありません。
特急「うずしお」にも新型車両が増えましたね。2600系・2700系共に
私はまだ乗った事がナイのですが、そのうち何か計画しましょう。
と言う事で駅ノートですが、こちらも最近(昨年末)ぐらいに新規設置が
確認された物で、毎度の如く情報はTwitterから見付けたワケですが、
一般的な駅ノートと内容が少し違うようなのです。
で実際に現地で確認してみた所、冒頭の3ページぐらいに渡って奇妙
なエッセイとも取れる文章が並んでいました。
…日付は全て同じ2020年の11月17日の物で、筆跡が2種類あるから
恐らく2人組の若者が交互に書いた物でしょう。「俺」又は「僕」と言う
一人称ですが性別は不明です。ではソノ状況を整理してみましょう。
①琴平のような賑やかな所かと思って降りてみたら何もない田舎で、
次の列車は3時間後。2人とも途方に暮れてしまった。
②親切なおじさんに「板野(直近の市街地)まで車で送ってあげよう」
と言われたが、「山賊かも知れない」と怪しんで断ってしまう。
③温かいコーヒー、イカ焼き、りんご飴、焼き鯖寿司が欲しい。
(※引っ掛かったキーワードに後から私が赤線を引きました。)
…そもそも何故ココが「金毘羅さんの参道」みたいな所だと思ったの
か謎なんですが、後の展開は山賊を除けばまぁ理解出来ますね。
ともあれ折角Twitterでも紹介されたネタであり、後にコメントを
書いた人がトイレの心配をしてたり(駅にトイレはナイ)、それらの
コメントを読みに当人たちが再訪した形跡も見受けられるので…
「コレだけあれば問題は解決するだろう」と言うのを絵にしてみました。
トイレはありませんが飲物の自販機はあるから、コーヒーは買えます。
後はイカ焼き、りんご飴、車、山賊じゃないオッサンがあればOKだ。
…焼き鯖寿司は贅沢を言いすぎだと思うので却下です。
そもそも駅ノートって物はその駅を訪れた人たちのコミュニケーション
ツールから始まったようなもんだから、脈絡のない萌え絵を描いても
「上手ですね」だけで終わってしまうかも知れない。
ネットの発達した世の中、たまにはこんなアナログな遣り取りも面白い
かも知れないと思ってるワケですよ。…こうなると後の展開を見に行く
のも楽しみになりますね。
そんな感じで阿波大宮の駅ノートを描き終え、宿泊地である阿南市へ
移動します。途中で徳島駅に立ち寄り、クレーム除けの乗車券を購入。
今回は徳島から阿波大宮と、翌日訪問予定の牟岐線の由岐までの
片道乗車券を1枚ずつ。何れもみどりの券売機で発券出来ました。
…明日も新規発見の駅ノートだと言う事で、楽しみにしておりますよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.710 駅ノートの記録