新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで名門大洋フェリーの船内で朝を迎えましたクラ駅長です。

…とは言え、結局は４時間程度しか寝れなかったかも知れません。
やはり朝の準備なども含めて「寝過ごしたらヤバい」と言う意識がある
のと、何だカンだと振動や音が響くもんですから。



お蔭で朝食は食べ損ねる事なく頂けました。…至ってシンプルですね。
シンプルすぎてフォークやバターナイフもありません。

夕食も含めての話ですが、フェリーの船内レストランと言うのは意外と
グループ客のオッサンが多く、ソーシャルディスタンスは保たれてても
喧しいので長居したくない環境でした。

この時点で唐津市の天気予報を見たら右の感じです。雪は朝までに
止んで、曇りで寒そうながらも何とかなるかな？と言う感じですか。



そして海上の天候も良くなかったのか、船は25分遅れで新門司港に
到着しました。

早朝なので案内放送も到着直前まで無く、海上だからドコを走ってる
のか見当も付かず、到着直前まで分からなかったんですよ。ソノ程度
の遅れは別にいいんですが、分かってりゃあと30分寝れたよな。

新門司港から先ずは、唐津線の終点となる西唐津駅を目指します。
到着予想時刻は出てませんが２時間と少しぐらいの感じでしょうか？



…しかし九州とて高速道路が通る内陸部は標高が高いのでしょう。
段々と雪がキツくなってきましたね。

「九州＝暖かい」と言うのは他所者の勝手なイメージであり、雪とて
降る時は降る筈です。結果的に古賀辺りで通行止めになり、一般道へ
降ろされてしまいました。

まぁ福岡市辺りから玄界灘の方向へ出る方が、近いと言えば近いか。
右が福岡のウォーターフロントエリアになります。…ハトさんが「名前
が カッコ悪くて嫌だ」と言ってた福岡paypayドームも見えてますな。

…私も同感。「ペイペイ」と言う語感が中国語みたいでダメなんです。



雪が原因か単なる朝のラッシュだったのか、最初の予想よりカナリ
時間を食って西唐津駅に到着しました。…表情が硬いのは寝不足と
寒さのせいだと思われます。

同駅は佐賀から来る唐津線の終点であり、博多方面からの筑肥線
も乗り入れる駅ですが、現状では行き止まりなので駅の奥は留置線
になってますよね。



航空写真で見ると留置線の敷地の奥に転車台が残っており、すぐ横
の道路から見えるようなので見に行きました。

…蒸気機関車が無くなった現在でも、単体の車両を繋いで編成を
組む気動車文化圏では需要があるのでしょう。現役で使われてる
感じで残っています。

横に山積みになってるのは、使用済みのブレーキパッドですな。

所で加唐島行きの船が出るのは、ココから20kmほど先の呼子と言う
港なんですが色々と調べてたら過去に、ココから呼子まで呼子線と
言う国鉄路線の建設計画があったらしいのです。

…恐らくは鉄建公団の無駄使いによる事業だと思われ、国鉄末期に
建設が中止された未生成線の１つのようですが、建設済みの施設が
幾つかあるらしいので、ソレを見ながら呼子へ向かう事にしました。

※→次回に続く

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