新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

三池炭鉱専用鉄道跡を探る ⑦

2021/03/25(Thu)

さて三池炭鉱専用鉄道廃線跡を探る旅ですが、JR鹿児島本線
との立体交差を越え、三池港へ向かう最終区間に入っております
クラ駅長です。

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航空写真で確認した時は分からなかったんですが、築堤の上
線路があって送電線の鉄塔はソノ築堤ごと跨いでるんですね。
カナリ巨大な構造物です。

道路の上を通ってるガーター鉄橋「貨物は三池港へ」と書いて
ありました。…こう言う所に自社の広告文を入れるケースはよくある
話ですが、コレは三池港そのもの宣伝してるんでしょうか?

ココは専用鉄道だから貨物列車三池炭鉱で採れた石炭を運ぶ
専用列車のみだろうし、旅客列車に乗れるのは関係者だけでしょ。
「コレも運んでよ」別の貨物を持って来られたら困るんじゃない?

…しかしイイお天気になりました。自転車で走ってると暑いですな。

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続いてまた駅跡が出てきました。西原と書いて「にしばる」駅か。
と言う字を「はる」「ばる」と読むのは九州によくある地名です。

こちらはコンクリート製のホームなので、遺構がしっかり残ってますね。

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…ココにも駅の解説を表示した看板があります。駅と列車の写真
載ってますが「当時」っていつやねん?まぁ昭和50年代かな?

旅客列車廃止昭和59年の事なので、私の世代では「知識として
知ってるけど実際に見れなかった」物件です。まぁ乗れるのは炭鉱の
関係者のみだと教えられてましたから端から諦めてましたが。

関係者のみ無料で乗れたという事は、切符定期券存在し
なかったのか?コレだけ送電線の下を走ってて、信号列車無線
影響は無かったのか?ココに来て無駄な疑問が増えてきました。

付近には廃線跡の紹介特化した看板もありました。大牟田市側
には無かったから、荒尾市のオリジナルの物でしょう。

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続いて出たきたのがコレまたガーター鉄橋なのですが、頭上高
2.4mだそうです。…ソレはイイとして「これは世界遺産です注意
して通行してください。」とか無駄に緊張感を煽ってませんかね?

奈良にも世界遺産多々あるものの、車が衝突する危険性のある
状況ってソレほど多くナイもんで、珍しいケースだなと思いました。

…例えば左のトラック(トヨエース)全高は約1.8mです。平ボディ
だから大丈夫ですがアルミバンだとぶつかりますな。普通の高架橋
と違って、世界遺産にぶつける罪は重いんでしょうか?

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暫く行くと廃線跡パイパス道路に転用された区間になりました。
ココから先は線路の遺構全く見られないようなので、廃線跡巡り
としてはココまでにしておきましょう。

ココから先廃線跡港の直前北へ曲がっており、終点の三池港
福岡県大牟田市になります。

と言う事で以前から一度見てみたかった三池炭鉱専用鉄道跡地
を、補完的にではありますが走破する事が出来ました。…猫ヨシヨシ
より記事数が稼げたかも知れません。

予定通り概ね正午にはホテルに戻り、自転車を返す事が出来ました。

フェリーに乗るまであと半日ありますから、もぅ1箇所ぐらいは見に
行けそうです。取り敢えずは福岡市方向へ戻る事にしましょう。

→次回に続く



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No.725 鉄道廃線跡を探る