新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

碓氷峠鉄道文化むら ④

2021/05/01(Sat)

そんな感じで碓氷峠鉄道文化むらですが、元の事務所棟を再利用
した鉄道資料館を見学しておりますクラ駅長です。

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屋内の保存施設と言えば、やはり鉄道模型の大きなジオラマ定番
でしょうね。ココにもHOゲージの大きな物がありました。開始時間
決めて1日のストーリー風に運転されるのを見物する感じです。

…各地で色々と見てきた経緯から言うと、やはり集めてある車両
地域性が出るものなんですよ。しかしココは見た限りカナリ大雑把
言うか、東日本が中心かと思ったら500系新幹線が走ってたりしました。

それでも奥手の方に碓氷峠をイメージした部分がありますね。
手前が旧線めがね橋、その奥が北陸新幹線でしょう。…そして
ED42+キハ82系なんてのも。アプト式まで商品化されてるのか。

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ココから屋外の展示スペースへ移ります。事前に色々と見た情報では、
やはり広大な敷地に色んな種類の保存車が並んでる風景が多く出て
きましたから「コレを見たかった」と言っても過言ではありません。

当日は元々が雨の予報だったんですが、何とか持ってます。そして
無駄に満開です。もぅ少し晴れてればキレイに撮れるんですが。

園内を周回するトロッコ列車的な乗り物「あぷとくん」が走っており、
右の画像は初代アプト式電気機関車EC40型を模したディーゼル
機関車です。…蒸気機関車もあるようですが故障中との事でした。

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ココからはもぅ、車両だけ撮って感想を付けて行けば行数が稼げる
お得な流れになります。何年か前に行った北海道三笠鉄道村にも
似た雰囲気ですね。

まずはお馴染みのDD51型ですが、コレは試作機を兼ねた1号機で、
デザイン的にも量産車全く違うスタイルです。末期には一般的な
オレンジ色に変わってましたが、当初の色に戻されたようです。

…色々と写真では見てましたが、実物を見たのは初めてですよ。

そして除雪用ロータリーヘッドを装備したDD53型。箱型の機関車
部分DD51型と基本的に同じであり、説明によるとパワーがあり
すぎ飛ばした雪で周辺の民家に被害を出したそうな。何じゃそりゃ。

しかしコレだと片道しか除雪出来ませんよね。帰りどうすんの?
転車台が要るとすればSL時代の除雪車と同じだから退化してない?

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珍しい形状の車両は橋桁仮設用操重車(自動車で言うクレーン車
に相当する物)、ソ300型。分類上は貨車ですがディーゼルエンジン
が付いており、低速なら自走可能です。

最近は道路の発達で、操重車って物自体が殆ど使われないようです。

「突放禁止」貨車によく書いてある注意書きですが、実際にコレ
を突放する事可能なんでしょうか?自重が153tもあるようです。

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続いて気動車です。まず見慣れたキハ20型からです。国鉄一般色
の物が1両ありましたが、どこで走ってた物なんでしょう?

この辺は地域的には高崎支社のイメージなんですが、調べてみると
八高線でした。同路線は概ねキハ30系のイメージだったんですが
意外です。尤も末期1色塗りだった物を再塗装したようです。

そのキハ35型もありますが、コレはステンレス仕様珍車ですね。
房総地区海岸沿いを走るために作られた車両ですが、同地区が
電化されるとやはり八高線川越線に回ったようです。

…しかし何で上からオレンジ色を塗っちゃうかな?勿体無い
それと国鉄時代から?ドアの開閉ボタンが装備されてるのが
意外でした。てか車体じゃなくドアの方に付いてるんですね。

現在でも建物の自動ドアには開扉ボタン扉に付いてる物があり
ますが、アレは大抵リモコンでしょ。動く物配線を繋げると可動部
劣化する可能性もあるだろうに、よくこの発想が出たもんだ。

屋外の展示車両まだ沢山ありますので、次回にも続きます。

→次回に続く



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No.762 鉄道保存施設を探る