新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

片上鉄道の廃線跡を探る ⑥

2019/06/27(Thu)

久し振りに和歌山駅で乗り換えたら、各ホームを繋ぐ跨線橋の階段
ソレまで見なかった(と思う)派手なラッピングが為されていました。
 
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和歌山線のホームは、やはり沿線の名所である高野山(金剛峯寺)
粉河寺なのですが、ラッピングに使われてる写真無駄に解像度が
高いんですよ。

粉河寺の本堂を撮った写真には、置いてある線香の値札傘立ての
注意書きまでしっかり写ってて、その無意味さ笑いそうになりました
クラ駅長です。…私が担当者だったら、こんなのはボカシ入れますわ。

そんな感じで片上鉄道廃線跡へと戻ってきました。…西片上を出て
1時間と少し前半一番の難所がありましたが、ようやく2本目となる
JRの線路が見えてきました。

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山陽本線和気駅です。…丁度貨物列車信号待ちで停まってますが、
片上鉄道はココでJR(国鉄)と接続してました。

昔は国鉄線路を介しての貨物輸送一般的だった筈ですが、始発駅
に直近備前片上無視してこっちへ持ってきたのは、やはり赤穂線
よりは各地へ出やすいから、そして山陽本線の方が貨物列車本数も
多いからではナイでしょうかね?

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和気駅の駅舎東西方向に走る山陽本線北側にあり、片上鉄道
ソレとは反対側に乗り入れてたようです。

国鉄では基本的に駅舎の本屋に近い方から番線番号を振る習慣
あったので、1~3山陽本線4・5片上鉄道です。跡地は現在は
JRの訓練用の施設になってるそうな。

駅舎側へは地下道が通じてるようなので、折角だから行ってみましょう

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地下道の壁レールの輪切り?が配されてるのが象徴的ですね。
…特に説明は見当たりませんでしたが、片上鉄道のレールから再利用
したモノだとすれば、なかなかのセンスだと思います。

降ったり止んだりの状況です。雨に濡れる事より雨合羽の中
蒸れて気持ち悪いですな。

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和気駅片上鉄道無くなってしまうと、山陽本線の中では典型的な
中間駅でしょう。…ココもバスタクシーロータリ屋根が後付け
された感じで、駅舎本体見えにくくなっています。

2面3線のコレまた典型的な配線で、岡山方面から来た普通列車
2番線で折り返すのがデフォのようです。

今回、帰路はココを中継点としてコミュニティバスなどを乗り継ぐ
計画なのですが、バスの便不自由すぎる事に些か驚きました

ともあれ、コレで気分的に1/3は来た感じでしょう。…小降りに
なりましたから、一旦は雨合羽を脱いで続きを走る事にします。

→次回に続く



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No.88 鉄道廃線跡を探る