新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

片上鉄道の廃線跡を探る ⑦

2019/06/28(Fri)

20190628i.JPG模型鉄を始めた頃、阪和線用として
買った205系があるんですよ。

少し前に近鉄特急の編成を色々と
いじった時、余剰になったスカート
黒く塗って装着してみたら、何となく
ソレっぽい雰囲気になったので自分
でも驚いておりますクラ駅長です。

ついでの事に信号煙管も、余剰品
ソレらしく改造してみました。

…ソレ以上に驚愕なのが、205系阪和線から追い出されて奈良
来てしまった事なんですがね。買った当初予想しなかった事です。

「奈良で見れる電車」をテーマにして集めてたら、事実の方が後から
来た珍しい例かも知れません。

さて片上鉄道廃線跡を探る旅ですが、JR山陽本線と接続していた
和気駅を出発しました。

ココから片上鉄道山陽本線を越えて北上するワケですが、現役時代
知らない私は何となく、複雑なポイント山陽本線平面的に超えて
北へ抜けるイメージを持ってたんですよ。

20190628a.JPG 20190628b.JPG

実際は少し幅を取って曲がった勾配高度を稼ぎ鉄橋山陽本線
クロスオーバーする線形になっておりました。…そりゃそうですね。

ココも律儀にサイクリングロードに転用されてますが、ガードレール
鉄橋部分の高いフェンスなどは、当然に後から付けられたモノでしょう。

20190628c.JPG 20190628d.JPG

自転車(道路として)でもキツく感じる勾配ですが、コレは鉄道時代
のままなんですかね?片上鉄道DD13型エンジンが強化されてて、
DD51型なみのパワーがあったそうですが。

山陽本線は相変わらず貨物列車がよく通ります。

模型の方でも現代のソレとしてJR貨物版のコキは何両が仕入れて
ありますので、ついついコンテナの配列に目が行きますが、昔ながら
5t積みは逆に少数派になってるのかも知れません。

20190628e.JPG 20190628f.JPG

廃線跡山陽本線クロスオーバーした高度のまま金剛川と言う川を
渡ります。このガーター鉄橋も、鉄道時代の物がそのままサイクリング
ロード転用されてる感じでした。

離れて見ないと分かりませんが「片鉄ロマン街道」のロゴが入ってます。
そして傍らには現役時代の様子を写した写真が、カナリ痛んでます
掲示されていました。

硫化鉄鉱を運ぶホッパ車でしょう。カナリの長編成だったんですね。

20190628g.JPG 20190628h.JPG

ガーター鉄橋途中でカーブしてるってのは、珍しいんでしたっけ?

「同和鉱業片上鉄道」の銘が確認出来る銘板が残ってました。
1973年ですか、恐らくは何度か架け替えが為されてると思われます。

ココを越えたら暫くは、平地をノンビリ走れるかな?
…ウチの電動アシスト自転車バッテリー終点まで持つと思えない
ので、少し節約しながら走りたい所なんですがね。
 
→次回に続く



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No.89 鉄道廃線跡を探る