新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

蛸島 おまけネタ

2022/11/10(Thu)

そんな感じでようやく能登半島駅ノート乱立エリア全て回り終え
ましたので、同日の午後金沢市内まで戻って1泊する事にして
おりましたクラ駅長です。

頑張れば奈良まで帰れたかも知れませんが、やはり当日の画像
整理する余裕が欲しかったのと、折角だからソコソコの都会へ出て、
打ち上げのような事をやりたかったんですよ。

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…ともあれ奥能登地域「おまけネタ」から紹介して行きましょう。

旧能登線のうち、今回描いた正院と蛸島1つ手前には珠洲と言う
駅がありました。

町の規模からしてココが終点でもよかったような気もするんですが、
のと鉄道に移管された後は小規模な車庫も設置されており、約半数
の列車蛸島まで行かず珠洲止まりだったようです。

現在は駅の跡地「道の駅」になっており、モニュメント的に当時の
ホームが残されています。駅名標昔の物が再現されていました。

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昼食は、最近ずっと海鮮ネタが多かったので普通に安くて量がある
が食べたくて、地元の商業施設にあるフードコートへ行きました。

前夜に泊まった飯田の町に近い所です。能登線の存在とは関係なく
この辺りも一般的には車社会だと思われ、広い駐車場がありますね。

「田舎丼」と言うよく分からない料理があったので訊いてみたら
「親子丼にカレーが入ってる物」だと分かり、コレにしてみました。

初めて聞いたんですが全国的に通じる食べ物はありませんよね?
どの辺りが「田舎」なのかイマイチ分からんし。でも美味かったです

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帰りは内陸部の農免道路を通って穴水まで行き、いつものように
のと里山街道を走ります。…雨が降り出して段々とキツくなって
きました。コレではまたなぎさドライブウェイ通行止めでしょう。

車の旅と言うのは宿泊場所主要駅から離れてても構わない
のが便利な所です。世間は「3連休の前日」と言う事で宿泊施設
混雑が見込まれ、値段設定高くなる日なのですよ。

金沢市の中心部から少し離れた東金沢駅付近に、安くて空いてる
ビジネスホテルを見つけましたので、2泊目はココに泊まります。

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駅ノート廻りではビジネスホテルすらナイような田舎へ行く事が
多いので、ホテルは久し振りですね。…民宿民宿なりの楽しさ
もあるんですが、やはり私はこっちの方が落ち着きます。

古いホテルのようですがソレなりにリフォームされており、値段
(素泊まりで4,000円台)の割には快適に泊まれました

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その代わり金沢駅までバスで20分微妙に遠いんです。
しかし折角なので飲みに出ました。…田舎では気軽に使える居酒屋
少ないので、外へ飲みに行く事も少なくなります。

その方が身体と財布には優しいのかも知れませんが、やはり能登線
16駅をコンプリートした記念ですので。

金沢には分かりやすいチェーン店の居酒屋少なく駅前の地下街
で適当に探したんですが、料理は良かったけどホール係のおばさん
変な人だったので店名は伏せておきましょう。

…まぁ駅前の夜景料理の絵が撮れればソレでヨシとします。

取り敢えず能登半島一番奥まで行って一区切りと言う事で、
何となく安心する事が出来ました。

続いて「もぅ少しで予定枚数に達する」のが四国ですね。
香川県高松駅管区の3駅を描けばいいと言う事で、次回の旅
そっち方面となります。…しかも久し振りに鉄道利用ですよ。
適当にお楽しみに。

 


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No.1320 駅長が見た風景

正院 おまけネタ

2022/11/08(Tue)

そんな感じで能登半島駅ノート乱立エリア4回目ですが、から
正院を描き、いよいよラスト蛸島へ向かっておりますクラ駅長です。

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…この2駅の間廃線区間にも、のと鉄道古い気動車保存
言うか放置されてる事が知られています。Googleマップにもしっかり
「名所旧跡」のマークで載ってる辺りが恐ろしいんですが。

以前、単純に廃線区間を探りに来ただけの時にも見に来たんですが、
やはり同社移管初期に導入されたNT100型ですが、そのうちの
102号車だそうな。

Wikipediaによると営業最終日珠洲行きの最終列車として走った
4両編成のうちの1両がココに回送され「のとレール・エア21」と言う
NPO法人譲渡(売却)されたのだそうです。

…コレは「たまたま先頭に連結されてた」と言う事かも知れませんが、
どうせ買うのなら態のいいやつを選びたいもんですよ。

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その後2008年頃まで、正院までの廃線区間を利用して体験乗車
体験運転などのイベントが行われてたらしいんですが、現在は完全
に放置されており、カナリ荒廃が進んでいます。

およそ4年振りに見た事になりますが、雑草のツルが延びて車体
覆い始めています。SFなどに出てくる、近未来の滅びた都市
光景に見えなくもありません。

…流石にコレでは再び動かす事は難しいでしょうね。最近になって
藤波運動公園123号車解体されましたから、コレまた時間の
問題かも知れません。

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この102号車放置されている地点の間近にある高架橋をくぐって
線路の反対側へ続く道路を走ります。…ほぼ畦道なので大きな車
ではツラい所ですが、軽トラックなら余裕でした。

現状では離れた地点からでも102号車が確認出来ますが、そのうち
草に覆われて単なる緑色の物体になるかも知れませんね。

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この畦道を進んで別の舗装道路へ出た所に、コレまた芸術祭の作品
だと言うカラフルなオブジェがありました。

金属製の四角い部品で構成された物で「Something Else is Possible」
と言う題が付けられています。訳すと「何か他に出来る」だそうな。

…コレの丸いやつは玩具売り場で見た事があるぞ。バネみたいに
なってて階段から落とす尺取虫みたいに下って行くの。ぇ、違う?

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ともあれこのオブジェ能登線廃線跡に置かれてるので、微妙
なカーブ線路の形状に沿った物でしょう。「廃止になった線路
他に出来る事って何だ?」みたいな問いかけなのかも知れません。

近くへ行ってみると構造物の中に、観光地の展望台にありそうな
望遠鏡が備え付けてありました。…何が見えるんでしょうか?

望遠鏡からの視界をそのままカメラで撮るのは困難だったので
右は似たようなイメージで別撮りした物ですが、視界の先には
その「Something Else is Possible」の文字をデザインした看板
ありました。…夜間には電飾が光るそうな。

飲食店の看板としてアメリカの田舎にでもありそうな感じですが、
コレが芸術なのかなあ?私にはよく分かりません

ココまで来れば蛸島すぐ近くです。いよいよ同区間最後となる
駅ノートを描きに行きますよ。

→次回に続く



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No.1318 駅長が見た風景

能登への旅2022 ⑨

2022/11/04(Fri)

さて能登半島駅ノート乱立エリア最終回ですが、2泊3日
うちの初日は、例によって現地まで行く(+今回は忘れ物の回収
だけだったので、比較的早い時刻宿に到着しましたクラ駅長です。

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珠洲市中心街は、奥能登地域一番奥にあるソコソコ開けた町
でしょう。今回はまずココの民宿1泊します。

能登半島と一口に言っても穴水珠洲では鉄道の営業キロ
約60km離れており、1箇所の宿を軸に全てを回るのはキツい
状況です。何だカンだと4箇所目になりましたね。

例によってチェーン店のビジネスホテルなどが少ない地域なので、
ネット予約が出来て部屋でWi-Fiが使えると言う条件で探しました。
6畳の和室ですが、コノぐらいの狭さの方が落ち着きます

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ココの民宿初めてなので、好奇心もあって「朝食付き」のプランで
申し込んでみました。…時間に余裕がある時は、しっかり頂く事に
しましょう。

それと「ネット予約の特典」と言う事で、右のような塗り箸を頂き
ました。…輪島塗なら高級品なのでしょうが、よく見たら「輪島箸」
と書いてあります。まぁノベルティグッズだからな。

休憩部屋使わせて頂く事にしたんですが、既にもぅ1膳ドコで
貰ったのか不明「輪島箸」がありました。…この辺りでは旅館や
料理屋などで箸を配るのが定番になってるようです。

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ともあれ翌朝です。駅ノート回る前もぅ1箇所駅跡をチェック
しておきましょう。泊まった民宿に程近い飯田と言う駅です。

付近の主要駅は1つ先の珠洲でしたが、飯田の方が市役所などの
施設に近いんです。「珠洲飯田駅」と言うのは正式な駅名ではあり
ませんが、長野県の飯田区別するための物だったんでしょうか?

そして「小さい忘れ物美術館」と言う文字が足されています。
コレは2018年奥能登芸術祭同駅展示会場の1つになった時
の物のようですね。

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駅舎の建物は施錠されていますが、窓越しに室内を撮る事が出来
ました。壁やベンチ黄色い塗料型抜きしたようなデザイン
為されています。

カバンヘッドホンなどの日用品が多い所を見ると、これらが
「忘れ物」をイメージした物だという事なんでしょうか?…しかし
スコップ拳銃(奥の方にあった)を忘れる奴なんて居るのか?

鉄道の忘れ物と言えば今も昔も不動の1位でしょうが、個人的
不思議なのはですよ。…忘れて行くという事はナシでも歩ける
んでしょ?だったら持って来るな

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駅舎からホームへはユルい階段で繋がっており、意外と距離があり
ました。線路も残されており、有蓋貨車が1両置かれています。

…割とメジャーワム80000型と言う物ですが、何の説明もナイ
保存車なのか芸術祭の作品の1つなのかも判然としませんね。

そんな感じで今回も前置きカナリ長くなりましたが、最終区間
駅ノートを描きに行きます。…しかしまだ別の記事を挟む必要が
ありまして、もぅ暫くお待ち下さい

→次回に続く



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No.1314 駅長が見た風景