新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 蛸島

2022/11/09(Wed)

…ココまでカナリ長かった印象がありますが、能登半島駅ノート
乱立エリアの旅もいよいよ最終回間近と言う事で、ようやく能登線
終点だった蛸島駅跡に辿り着きましたクラ駅長です。

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同駅も先程の正院同じような規模&形状の駅舎が残ってました。
独特なフォント駅名看板も健在です。

鉄道路線の敷き方なんてのは素人には分かりにくい話ですが、
珠洲~蛸島能登線の中でも「おまけ」みたいなイメージがあります。

国鉄時代時刻表を見ても半数程度が珠洲止まりで、宮脇俊三氏
も、全線完乗意識する前に乗った列車が「たまたま珠洲止まり」
だったが故に、ココだけワザワザ乗り潰しに来る羽目になってますね。

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駅前には、殆ど開店休業中「奥のと鉄道」幟旗出たまま
なっています。…同NPO法人にはホームページもあるんですが、
更新されないまま10年以上が経過している感じでした。

…そして例の「グッズ自販機」ですが、コレだけはしっかり電源が
入っており「販売中」の表示になっています。

但し殆どのアイテム売り切れなのと、釣銭切れのランプも点灯
してるので実質的に何も買えない状態でした。

てか「新500円硬貨は使えません」って書いてあるんですが、勿論
令和3年に更新された物ではなく、その先代の話なんでしょうね。

施錠された駅舎内は、体験乗車などをやってた頃の物と思われる
備品が乱雑に入れられており、倉庫と化しています。

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駅舎の脇からホームに出ると、珠洲方向には例の尺取虫(違う)
オブジェと、車止めの先アメリカの田舎風な看板がありました。

…当日は曇りがち(午後から雨)の天気だったんですが、晴天の日
(又は点灯する夜間)に見ればまた違った印象になるんでしょうか?

ソレにしても純和風な瓦屋根の倉庫合わない事甚だしいですね。
アメリカ人のセンスと言うのはイマイチよく分かりません

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駅舎の裏手にはホームから引っこ抜いたように駅名票キロポスト
が転がっていました。…何か書いてあるのか?と裏返したんですが
何れも無表記です。コレでも売ったら売れるんじゃナイでしょうか?

また駅舎の脇腕木信号機が保存されています。実際に立てるべき
場所とは離れてるから、昔から保存品としてココにあるのでしょう。
…てか分岐器も何もナイ棒線構造の終点に、信号機は必要なのか?

駅舎とは別にホーム上にも待合室があるのは正院と似たような感じ
です。…しかし雑草屋根を覆ってエラい事になってますね。

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駅ノート正院と同じく、環境を考慮して樹脂製のコンテナに入った
状態で置かれていました。…例によってなやはるるさんの設置です。

絵師さんの作品ゆっくまーシールありませんでしたが、廃線
区間終着駅と言う事で一般的な訪問者の書き込み途中駅より
も多い感じでした。

ココはもぅ単純に「遂にコンプリートした」と言う事と、遠方に見える
オブジェをネタに描いておきます。

結局の所、能登線廃線区間には16箇所の廃駅ノートが置かれ
恋路のみ休止中)、そのうち既存の5駅を除いた11駅を描くのに
4回に分けて訪問した事になります。…やはり疲れましたよ。

コレが名のある絵師さんだったり鉄道タレントだったりすれば無駄に
賞賛される所かも知れませんが、私は嫌われ者なので至って地味
な反応しか無かったですけどね。

ともあれ今回は最も遠くまで来たものの2駅だけで済んでますので、
当日中金沢市内まで帰ってしまう予定にしています。

…既に正午を過ぎていますので、まずは昼食場所を探しましょうか。

→次回に続く



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No.1319 駅ノートの記録