新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

北陸本線の旧線を探る2021 ⑦

2021/08/15(Sun)

さて北陸本線旧線区間を探る自転車旅ですが、直江津
出て約6時間掛けて30kmの自転車道を走り、目的地の浦本駅
概ね到着しておりますクラ駅長です。

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ココの交差点の方向へ行けば、すぐ浦本駅に至ります。
しかしずっと走ってきた久比岐自転車歩行者道国道を横切って
まだ続いてるようなので、折角だから終点まで行く事にしましょう。

旧線区間浦本駅現在の線路と合流して糸魚川方向へ向かう
恰好なので、もう終わってます。ココからは単に海岸に沿った民家
裏道みたいな所を真っすぐ進む感じでした。

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と言う事で浦本駅前から約2km、ようやく終点に到着です。
…今回は片上鉄道の廃線跡の時に次ぐ長距離を走ってしまいました。

終点国道に対して直角に合流する形なので、建物の隙間から現行
路線ガーター鉄橋が見えています。付近には広めの駐車場もある
ようなので、ココまで車で来て始める人も多いんでしょうね。

…空がカナリ暗く見えますが、デジカメの撮影データによると時刻
13時過ぎです。出発時は晴天だったのが段々と雲ってきたんですよ。
明日また雨かも知れず、今日にして正解でした。

ココまで来てしまうと、実は次の梶屋敷駅の方が近くなってしまうん
ですが「終点は浦本」と決めてたので、また2kmほど戻ります

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片上鉄道の時は終点まで行った後に、またバスが走ってる地点
まで数キロ戻る必要がありましたが(そのバスもまた本数が少ない)、
ココはローカル化したとは言え現役の鉄道が並走している区間です。

何の不安もなく帰りの足が確保出来ると言うのは有り難い事ですね。
「同じルートを自転車で帰る」と言うのは私の体力では無理なので。

上手い具合に10分ほど待てば直江津行きが来ると言う状況でした。
確たる駐輪場見当たらないので、地元の人と同じように駅舎
向かって右側の軒下に置きます。

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そんな感じで列車直江津まで戻り、駅前の駐車場から軽トラック
を出してココに来るまで1時間30分程でしたか。…正確には覚えて
ませんが片道45分ずつと言う感じかな。

レンタカーワゴン車と違って寝かせずに載せて固定出来るのが
便利な所でしょう。ずっとやってみたかった新しい旅のスタイル
確立出来たような気がします。

ちなみに私は作業服なので、傍目には放置自転車を回収に来た人
に見えます。怪しまれず行動出来るでしょ(そうか?)。以下おまけ

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トキ鉄JR西日本から購入した急行型電車ですが、初日からずっと
直江津駅の車庫に近い留置線で見かけてたものの、なかなかイイ
角度で撮れずに居たものが、3番線の端から何とか押さえれました

取材当日は「7月4日から走ります」と言う予告ポスターが出てました
が、その後無事にデビューを果たしたようですね。

初日に乗りに行った松井さんのTwitterによると、アイドル来ない
のによっしー単体でグッズの車内販売が行われてたそうな。

では続いて4日目、再び北越急行駅ノートです。概ね3駅目標
行ける所まで行く事にしましょう。

→次回に続く



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No.868 鉄道廃線跡を探る

北陸本線の旧線を探る2021 ⑥

2021/08/14(Sat)

…さて北陸本線旧線区間を探る自転車旅ですが、道の駅
頂き、行程を再開しておりますクラ駅長です。

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幾つめかのトンネルが出てきました。ポータル内部の大半の部分
コンクリートに変わってますが、上部に残る煉瓦の細工お洒落
ですね。…こんな所は人目に触れる機会も少なかったでしょうに。

そして法面の石垣補強してある鉄骨が明らかに廃レールです。
…表面が朽ち果てかけてる上から塗料を塗ってあるので年代などは
読み取れませんが、これもカナリ古い物だと思われます。

トンネル内と言うのは年間を通じて温度も湿度もほぼ一定だと聞いた
事があるんですが、夏場に入ると涼しくて気持ちいい空間でした。

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次に出て来るのが能生駅跡地です。現在は市役所の支所
能生町役場になっていました。

能生駅と言えば昭和36年新設された特急「白鳥」がココで上下
交換のために運転停車する話が「正式な停車」だと間違って伝わり
町の人たちが肩透かしを食らった話を思い出しますね。

現在の線路になったのが昭和44年の事だから、事件はココで起きた
事になります。

建物の脇に記念碑キロポストなどが保存されていました。
線路移転した場合、当然に距離が違ってくる(大体は短縮される
と思うんですが、やはり起点を元に計算し直して正しい物を立て直す
(又は移設して行く)んでしょうか?

北陸本線は随所で切り替え工事を行なってますから、合計すれば
開通当初よりカナリ短かくなってる筈ですね。

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ココでも現在の駅との位置関係を示しておきましょう。
現在の能生駅は2日前に見てきましたが、意外にも有人駅です。

廃線跡能生駅付近では自動車も通行可能な一般道路になって
ますが、自転車道として広めの通行帯が設けてありました。

そのまま能生川を渡る橋の所から自転車専用道に戻ります。…面影
は全くありませんが、当然にコレも鉄道の鉄橋だった物でしょう。

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続いてが木浦と言う信号場跡地です。こちらも開設から数年廃止
された短命な物ですが、ココは何となく納得の行く地形に見えますね。

…やはり国鉄の鉄道用地を示す「工」マークの境界杭が残ってました。

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と言う事で直江津を出て約6時間、間もなく目的地浦本駅に到着
します。距離にして約30kmでしょうか?カナリの長旅になりました。

自転車道は国道に沿って続きますが、旧線山側(左)へ反れる
感じで現在の線路の方へ向かうのでしょう。…駅舎を正面から見て
左側の空き地廃線跡だと思われます。

この浦本駅は昔から変わらない位置にあるようですが、現在の線路
を出るとすぐトンネルに入る線形なのが分かると思います。

…しかし自転車道としてのゴール地点まだ見てませんので、折角
だからもぅ少し走ってから終わる事にしましょうか。

→次回に続く



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No.867 鉄道廃線跡を探る

北陸本線の旧線を探る2021 ⑤

2021/08/13(Fri)

…さて北陸本線旧線区間を探る自転車旅ですが、いいお天気
カナリ気温も上がってきました。

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の地点も位置的に百川と言う信号場跡地らしいんですが、地形
(ココの場合は路盤の幅)からして少し狭いかな?と言う感じです。

…この自転車道鉄道の廃線跡ではあるものの、ソレに関する説明
書きなどが全くナイんですよ。この辺りは整備(又は管理)してる部署
鉄ヲタな人が居るか否かによるのかも知れません。

ともあれ道端の花などに癒されつつ走っておりますクラ駅長です。
…てかコレは何だ?朝顔に似てるけど違うようだし。

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何故か中央分離帯のあるトンネルを越えると、国道8号線を隔てた
海岸に、特徴的な岩があるのが見えます。…コレは有名な物らしく
流石に説明書きの看板がありますね。「トットコ岩」と言うそうな。

「トットコ」とは御当地の方言ニワトリの事だそうです。
そして2種類の見え方があるようで、ヒヨコなのか親鶏なのか、見る
人によって見え方が分かれるそうな。

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トットコ岩を越えた所にあるのが道の駅「マリンドリーム能生」です。
既にお昼を過ぎていますので、ココで昼食がてらの休憩を挟む事に
しましょう。…国道横切らず敷地に入れる高架橋もありました。

カナリ広いスペースに、飲食店海産物を売るお店が並んでいます。

自転車置き場を探して奥手の方まで行ったら、丁度カニを売るお店
の前だったんですが、店のおばちゃんに矢鱈と勧められた結果…

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何故か茹でたズワイガニ丸ごと1匹毟って食べる羽目に。

…ぃゃ、美味いのは美味いんですが、ココまで自転車走ってきた
からもぅ少し腹に溜まる物の方がイイのと、カニを解体しながらだと
Twitterのタイムライン確認しつつ、と言うワケにも行きません

ビールを飲めば自転車とて飲酒運転だろうし、途中で寝てしまうわ。

取り敢えず悪戦苦闘しつつ食べ終え、屋内のフードコートで改めて
カニ入りのラーメンを食べると言う、無駄に豪華な昼食になりました。

左の中身入れてくれれば有り難いのですが、そうも行かない?

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そんな感じで旅を再開します。まずは道の駅からすぐ見えるトンネル
を越えるようですね。…コレまた鉄道の線路にしか見えない風景です。
今にも国鉄色の485系とか走ってきそうですが。

…てかしっかり手を洗った筈が、矢鱈と蟹くさいのは何とかならない
モノでしょうか?

→次回に続く



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No.866 鉄道廃線跡を探る