新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

改めて乗り鉄について考える ①

2022/04/03(Sun)

いつの間にやら4月に入り、このブログ引っ越しから3年が経過
してしまいましたクラ駅長です。

キリのいい所から新企画を始めるんですが、「○○について考える」
のカテゴリーを復活させて、今後毎週日曜日日々思ってる事を
エッセイ風に書き綴ってみる事にしました。

…元々のブログの趣旨として「思う事を何でも書く」と言う当たり前
の事も存在したワケなんですが、いつの間にやら「画像10枚を必須
とする旅ブログ」になってしまい、ソレの取材に追われる日々でしょ。

それが段々とキツくなってきたもんで、変わってしまった基本的な
流れは崩さないにしても一度再考してみようと思い至ったワケです。
要は「取材の要らない記事」でもあります。

ドコまで続くか分かりませんが(又は増える可能性もアリ)お付き合い
下さいませ。

最初は日々読んで下さる方の大部分が好きであろう「乗り鉄」から
行きますが、鉄道と言う物は昔の国鉄も含めて概ね営利企業であり
無駄な物は切り捨て必要な所に力を入れるのが当然でしょう。

…ソレにしてもと比べて色々と変わりすぎましたわな。

日本の鉄道最盛期ってドコなのか?人によって解釈は分かれる
だろうし何のデータを以て決めるかにも拠るでしょうが、私はやはり
自分が少年期だった昭和50年代を思い浮かべてしまいます。

具体的には
新幹線東京~博多のみ、そろそろ東北が具体化されつつある。
L特急は殆どが食堂車つきの12両編成
・地方都市間にはキハ58系の急行が走り回り、分割併合しまくり。
東京・大阪~九州上野~東北ブルートレイン満載
夜行の急行・普通長編成の客車列車で健在。
青函と宇高連絡船
…ぐらいの感じでしょうか?

私は奈良県の近鉄沿線に住んでますから、まず国鉄と言う物が
「非日常」です。しかし本やテレビからの情報は均等に入ってくる
国鉄全国規模だからソレが基準として紹介されるケースが多い

要は「知識としては知ってるけど子供だから勝手に旅行出来ない
と言う、欲求不満と言うか消化不良な状態だったんですよ。

親に頼んで連れて行って貰うにしても、そもそも2人とも鉄道に
興味はナイし、無理しても1泊2日が限度でした。

そして高校生になって ようやく自分で行動出来るようになった
1988年国鉄分割民営化され、JRに移管されました。

初期の頃はまだ随所に「国鉄らしさ」が残ってたものの、段々と
小洒落た雰囲気になり、列車は短編成化ワンマン化食堂車の
廃止が進んで、旅情と言う物が薄らいで行ったワケですよ。

そして大学生になって車の免許を取ると、旅の手段としても車の
方が面白いから興味が移ってしまい、以後10年ぐらい鉄道趣味
から離れる事になります。

…そのうちに逃した物も色々あるんですが、最近になってソレなり
の状況乗り鉄も復活させ、何となく全線完乗もやってましった
ワケですが、やはり子供の頃に憧れた物とは違う感じでした。

20220403a.JPG 20220403b.JPG

左が昭和57年時刻表の索引地図、右が令和4年3月のソレです。
約40年の隔たりがありますが、「乗り潰し」をするとしたら左の方が
楽しそうなのは間違いナイでしょうね。

…と意外に長くなってきましたので、続きは来週の日曜日で。
明日の記事真鍋島の猫ヨシヨシに戻ります。

→次回に続く



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No.1099 ○○について考える