新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

下津井電鉄を探る ①

2022/04/05(Tue)

そんな感じで岡山県笠岡市に行き、井笠鉄道保存車ノート
真鍋島猫ヨシヨシを終え、夕方に同県倉敷市まで戻ってきました
クラ駅長です。

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…今回の宿泊水島の工場地域に近い、チサンインと言うビジネス
ホテルで、ココに2泊します。近くにルートインもあるんですが新しくて
高かったので。

以降の目的地は主として倉敷市の児島周辺なんですが、市街地
適当な所無かったのと、鷲羽山周辺観光地なのでコレまた
高いんですよ。幾らカネがあっても(ナイけど)基本は貧乏旅行です。

幹線道路の途中にあるのでロードサイドの飲食店には困らない
所です。…しかし「全室ダブルベッド標準仕様」って要るかな?
ベッドの幅は狭くてイイから事務机の後ろ広くして欲しいわ

さて2日目下津井電鉄ですよ。同地の茶屋町~児島~下津井
結んでいた全長21km軽便鉄道なんですが、全線が開通したの
大正時代の事だそうな。

…元々は下津井~丸亀船便が存在したのが、国鉄宇野線
開通で宇野~高松シェアの大半が移ってしまい、ソレを補完する
ために敷かれた路線なのだそうです。

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しかし昭和中期になって道路が整備される
利用者が減り自社のバス便の方が便利
な状況になってしまい、昭和47年茶屋町
~児島(14.5km)廃止されました。

以後は児島~下津井(6.5km)だけで細々と
営業してたものの、こちらも瀬戸大橋の開通
と入れ変わるように平成3年廃止されて
しまいました。

…皮肉な事な瀬戸大橋線は、ルートは少し
違うけど茶屋町~児島の鉄道復活させて
しまった事にもなるんですよね。

幸いな事に廃線跡大部分サイクリングロードとして整備され
てるらしいので、今回はそんな下津井電鉄廃線跡全線21km
に渡って自転車で走ろうと言う企画です。

また終点下津井駅構内何両かの車両保存されており、
最近になって出来た資料館には駅ノート(に類する物)があるらしい
との情報も得ています(あれば絵を描きます)。

…この資料館が現状で土日のみの営業なので、予備日を含めて
2日目が土曜3日目が日曜になるように予定を組みました。

と言う事で前置きが長くなりましたが土曜日の早朝JR茶屋町駅
やって来ました。
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列車では何度も通った駅ですが、外から見たのは初めてです。
昭和63年瀬戸大橋線が開通して宇野線との分岐駅となり、同時
高架化されたと言う事です。

過去の駅(当然に最初は地上だったでしょう)はよく知りません
現在は2面3線の(島式ホームが2本で中線両側にホームがある)
構造でした。…路線の分岐点は駅から約2km南にあります。

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駅前コインパーキングがある事は事前に調べてきましたので、
はココに入れて奈良から積んできた電動自転車を降ろします。
普段は実家に置いてあるので何日か前から積んであった物です。

3月に入れば暖かくなると思ったんですが、朝の7時半では
まだ寒く、車から掃除用の軍手を出して着用しましたわ。

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この駅前下津井電鉄茶屋町駅あった事になるんですが、
廃止から50年も経つと全く面影がありません駅前広場にある
建物駅舎を模した物かと思いましたが、何とも書いてナイし。

そして広場には茶屋町の名物だと言う鬼の像が飾られています。
ココの鬼恐い物ではなく神社の氏神様を守る存在なのだ
そうで、毎年秋には盛大な鬼祭りが行われるそうな。

奥手にある石碑連結器っぽいデザインなので、コレが下津井
電鉄に関する何かなのか?と思ったんですが「干拓三百年」
書かれてました。

…この付近は遠浅の入江になっており、江戸時代以降に
人工的な干拓工事によって出来た町なのだそうです。

廃線跡的には何だかよく分からないスタートになりましたが、ココ
から児島鷲羽山を経て下津井まで、下津井電鉄廃線跡を巡る
旅のスタートです。

→次回に続く



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No.1101 鉄道廃線跡を探る