新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで１日開きましたが、下津井電鉄の廃線跡を探る旅です。



廃線跡を転用したサイクリングロードは児島の街中に入り、住宅地
の路地裏を縫う感じで走るようになりました。

…軽便鉄道と言うかローカル私鉄だと、今でもこんな感じの風景の
所が普通に存在するような気がします。当然に家の建物は何年かで
建て替えられるでしょうが、小さな電車が似合いそうな風景ですよ。

そして町の中心街に入る直前、橋台だけが残る鉄橋跡に出ました。
…右の画像の感じで鉄橋が存在したと思われますが、流石にココ
は向こう側に見える道路橋を迂回するしかナイようです。



そもそも国鉄が四国との連絡船の発着地を宇野にしてしまったので、
児島と言う町は瀬戸大橋線が出来るまで鉄道と言えば下津井電鉄
しか無かった所です。

…後にＪＲになる児島駅は海沿いの塩田の跡地に作られたらしく、
元は下津井電鉄の児島駅周辺が町の中心地だったと思われます。

現在のＪＲ児島駅周辺と下津井電鉄の廃線跡との間には公園など
も整備されてますが、距離にして数百ｍ離れており、この不便さ
のせいで残った区間もソレほど観光客が来なかったらしいです。



ともあれココから下津井までの区間は平成２年まで残ってました。
駅跡も最末期の状態に近いで残されており、ココからの廃線跡は
新たなサイクリングロードとして続いています。

瀬戸大橋線が来るまでは他の鉄道路線から全く離れた所にある
小さな電車だったワケですね。…乗っておけば良かったかなと後悔
させられる所ですが。



通常なら日中に限って開放されており、自転車で中を通り抜けて
下津井方向へ行けるようですが、微妙なタイミングで工事期間に
入っており、閉鎖されてました。

…窓から無理矢理に中を見た限り、信号機などの鉄道用品が展示
されてるようです。下津井の駅ノートの２巡目として来る機会は
ありそうなので、ソノ時に寄ってみる事にしましょう。



茶屋町からココまで約15km、約２時間半で来た事になりますか。
このまま先を続けてもいいんですが、休憩がてら一度ＪＲ児島駅
に行って自転車を駐輪場に入れました。

瀬戸大橋線の電車で茶屋町まで、車を取りに戻る事にしましょう。

※→次回に続く

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