新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

片上鉄道の廃線跡を探る ⑫

2019/07/29(Mon)

昨日は恒例の播磨下里お絵描き教室でした。

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前回は「かぶと虫列車水鉄砲攻撃する」例のイベントでしたよね。

今回はまた盛夏先取りしたようなスイカ割りです。
例によって近所の農家の方から売り物にならないスイカを提供して
頂いておりますが、捨てるのが勿体無いぐらい赤くて甘かったです。

カナリ暑かったので帰ってシャツを脱いだら、見事に塩の結晶
出来ておりましたが。

さて片上鉄道廃線跡ですが、引き続き備前矢田駅跡地からです。

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片上鉄道は周知の通り貨物列車主体の路線だったので、交換設備
のある駅は大抵、カナリ長い有効長があります。現在は片側のホーム
残ってるだけで、ソノ上にレプリカの駅名票が建っていました。

元はコノ周辺で生産される肥料積み出し駅でもあったようです。
硫化鉄鉱が主な積み荷である片上鉄道ですが、有蓋貨車などが
存在したのはソレ用だったのかも知れません。

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駅舎があった側は宅地として転売されてしまった感じです。
資料を見るにココの駅舎一般的な木造駅舎であり、吉ヶ原のような
三角屋根では無かったようです。

案内看板現役当時の写真が載ってましたが、小坂鉄道から来た
キハ800型片上での名称…恐らく700があるのでソノ次って事か?)
と、DD13牽引の客車列車が写ってますね。…レアな取り合わせだ。

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駅跡を過ぎた所に、出発信号機が残されています。…単線だから
2灯式だな。でココが地域のゴミ集積場でもあるらしいです。
「信号機の所」と言うのはイイ目印になってる事でしょう。

そして暫くは国道374号線に見ながら平坦な田んぼ道を走ります。

…4月に天瀬苦木駅ノートを描きに来た時は、どっちも山の中腹
みたいな場所だったので、こんな感じに川側へ出る区間があるとは
気が付きませんでした

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そして川が蛇行してる半島?の部分を過ぎると、再び国道を渡って
山手の方へ入ります。左の画像の所がまた踏切だったと思われます
が、ソレらしい痕跡確認出来ませんでした。

…そしてココに井ノ口駅と言う貨物駅存在したらしいのですが、
コレは戦前1931年廃止されており、跡地もっと分かりません

色々と見ながら走ってると、法面現役時代通信線ステイ?
残ってたりします。平地だと「ハエ叩き」と呼ばれるアレになるんでしょ。

そんな感じで間もなく20km地点を過ぎて、苦木駅に着く感じかな?

→次回に続く



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No.120 鉄道廃線跡を探る