新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 沖波

2022/09/13(Tue)

さて能登線廃線区間駅ノートですが、続いて今回の予定地
最後となる沖波駅に向かいますクラ駅長です。

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甲駅から現地まではカーナビの設定で3.0kmと出ました。ココは
両駅間の営業キロ2.7kmだった所なので、ソレほど大きな差は
ナイようです。

そのまま能登湾の北側海岸線に沿って東へ走ります。

段々と雲行きが怪しくなってきましたが、当日は元々朝から雨の予報
だったんですよ。…「ゼロの焦点」などの影響で能登半島と言う所は
寒々しい曇天の方が似合うイメージを持ってしまいました。

ぃゃ、8月なので実際は矢鱈と蒸し暑いワケですが。

小さな集落を幾つか経由して走ります。鉄道廃止後路線バス
代行されてるようですが、運転間隔収支がドノ程度の物かまでは
知りません

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カーナビの指示に従って内陸部へ左折すると、すぐの所に高架橋
見えてきました。この付近のようですね。てかコレですか?

…事前にGoogleのストリートビューで調べては来たんですが、右の
小屋も載ってるものの何の看板もナイので、駅舎なのか単なる民間
物置なのか、判断が付かなかったんですよ。

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何やらソレらしい注意書きが残ってるので、コレが駅舎(又は待合室)
なのでしょう。標語の署名は防犯委員会駐在所になっています。

…改めて建物を見ると、鉄道会社名や駅名の看板外した跡だと
思われる日焼けしていない部分がありますな。

この建物の右側を登ると、竹藪に囲まれたホーム跡に出ました。
コンクリート製のホームと背後側に簡単な手摺があるだけの、必要
最低限な駅です。

てかココは国鉄時代仮乗降場であり、JRに移管された後も夏場
だけの臨時駅だったようです。

…上のカーナビの画面にも載ってますが、ココから海岸へ出た所に
立戸ノ浜海水浴場と言うのがあり、夏場の海水浴客に対応するため
臨時駅のような扱いだったと思われます。

そう言えば同線更に奥にある恋路駅も、駅名の印象から知名度は
高いですが、元は夏場だけの臨時駅ですよね。

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駅ノートはソノ待合室内にありました。…詳しくは「おまけネタ」
譲りますが駅の規模からすると、カナリ大きな建物です。海水浴の
シーズン帰りの乗客収容するための容量なのかも知れません。

ノートはココまでの2駅と同じくなやはるるさんによる物です。
設置から3カ月あまりと言う事になりますが、書き込み全くのゼロ
じゃない事に驚きました。

ちなみに建物内カナリ荒れてますので、持ち出して車内で描きます
とにかく蜘蛛の巣が多くて困りました。

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の方は、来る時に見た目立つ高架橋を描いておきましょう。

同区間昭和34年1959年開業だから各施設はソレに先立って
建設された事になり、この高架橋56年~57年に掛けて造られた
事が記されています。

…ちなみに地方のローカル線と言えば、この頃から鉄建公団による
無駄にカネを掛けた高規格な線路が出現するイメージだったんですが、
同団体の設立1964年なので、この区間は該当しないようです。

らしくのろ一家海水浴に来たらしいのですが、実際にドノ程度の
需要があったんでしょうね?

今回は訪問予定の駅近い範囲連続しているので、1日に3箇所
を回る事が出来ました。では沖波駅と当日のその後について「おまけ
ネタ」を入れ、今回の報告を終える事に致します。

→次回に続く



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No.1262 駅ノートの記録