四国巡礼の旅 ⑳
2022/10/14(Fri)
さて何回目かの四国札所巡りですが、続いては15番札所の国分寺
(こくぶんじ)にやって来ましたクラ駅長です。
先述のようにこの付近は数kmの遍路道の間に5箇所の札所寺院が
集まっており、徒歩でも簡単に移動できるエリアのようです。先程の
観音寺からは2.3km、車でも数分の距離でした。
…寺が88箇所もあれば寺号が被る場合もあるようで、国分寺と言う
寺院は4箇所あるようですね。
元々は奈良時代に聖武天皇が「全国に国分寺と国分尼寺を作れ」
と言う指示を出した事に始まってるワケだから、「国分寺」は全国に
あるのが当たり前です。
四国ではソノ4寺が全て、88箇所の札所寺院に含まれてしまった
と言う事でしょう。このうち讃岐の国分寺へは既に行きました。
そう考えれば徳島線の府中(こう)駅も、古代に国府が置かれた場所
じゃナイか?と言う想像が出来ますな。
ココも郊外の平野部にある中規模な寺院でした。駐車場があります
が日没~日の出までは「ご遠慮下さい」と言う事になっています。
…四国と言う所は徒歩で遍路旅をする人も多いだろうから、何となく
野宿に寛容なイメージがあったんですよ。車で回るにしても寺の
駐車場で仮眠する人とか居そうなのに、意外と厳しいようですね。
本堂や大師堂がある境内は、他の札所寺院と似たような感じです。
そしてやはり古代の国分寺もココにあったらしく、当時の塔の礎石
だとされる石が保存されていました。…かなり大きく、横長の珍しい
形をしています。
続いては14番札所の常楽寺(じょうらくじ)です。途中で見た道標
にもあるようにココの区間距離は約800mしかありません。
…まだ途中ですが、恐らくココが最短区間だと思われます。
四国を一周する遍路道の総延長は約1,100kmとされるから、そこに
88の札所があれば平均して12.5km置きと言う事になりますね。
こちらは少し高台にある感じのお寺で、入り組んだ路地を山手の
方向へ上る感じで到達しました。…軽トラックで良かったな。
そして入口から境内へ至る階段が変わってまして、石段なんですが
石材を組んだ物ではなく自然の岩盤を削った1枚物なんですよ。
境内にも起伏があり、岩肌がむき出しになった部分が多くあります。
資料によると戦国時代の兵火で焼失した寺を江戸時代に再建した
時、大きな岩場を削って寺の敷地分の台地を造成したそうな。
境内にある大きなアララギの木の股にも、石仏がありました。これも
弘法大師の像で「あららぎ大師」と呼ばれてるそうな。
…賽銭箱の方が立派なのが笑えます。商魂の逞しい事で何より。
と言う事でココも2寺分の御朱印をマトメて紹介しましょう。国分寺の
本尊は薬師如来、常楽寺のソレは弥勒菩薩です。
…9月に入って陽が短かくなりつつありますが、続けて今回の札所
巡りの最後となる大日寺へ向かいます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
(こくぶんじ)にやって来ましたクラ駅長です。
先述のようにこの付近は数kmの遍路道の間に5箇所の札所寺院が
集まっており、徒歩でも簡単に移動できるエリアのようです。先程の
観音寺からは2.3km、車でも数分の距離でした。
…寺が88箇所もあれば寺号が被る場合もあるようで、国分寺と言う
寺院は4箇所あるようですね。
元々は奈良時代に聖武天皇が「全国に国分寺と国分尼寺を作れ」
と言う指示を出した事に始まってるワケだから、「国分寺」は全国に
あるのが当たり前です。
四国ではソノ4寺が全て、88箇所の札所寺院に含まれてしまった
と言う事でしょう。このうち讃岐の国分寺へは既に行きました。
そう考えれば徳島線の府中(こう)駅も、古代に国府が置かれた場所
じゃナイか?と言う想像が出来ますな。
ココも郊外の平野部にある中規模な寺院でした。駐車場があります
が日没~日の出までは「ご遠慮下さい」と言う事になっています。
…四国と言う所は徒歩で遍路旅をする人も多いだろうから、何となく
野宿に寛容なイメージがあったんですよ。車で回るにしても寺の
駐車場で仮眠する人とか居そうなのに、意外と厳しいようですね。
本堂や大師堂がある境内は、他の札所寺院と似たような感じです。
そしてやはり古代の国分寺もココにあったらしく、当時の塔の礎石
だとされる石が保存されていました。…かなり大きく、横長の珍しい
形をしています。
続いては14番札所の常楽寺(じょうらくじ)です。途中で見た道標
にもあるようにココの区間距離は約800mしかありません。
…まだ途中ですが、恐らくココが最短区間だと思われます。
四国を一周する遍路道の総延長は約1,100kmとされるから、そこに
88の札所があれば平均して12.5km置きと言う事になりますね。
こちらは少し高台にある感じのお寺で、入り組んだ路地を山手の
方向へ上る感じで到達しました。…軽トラックで良かったな。
そして入口から境内へ至る階段が変わってまして、石段なんですが
石材を組んだ物ではなく自然の岩盤を削った1枚物なんですよ。
境内にも起伏があり、岩肌がむき出しになった部分が多くあります。
資料によると戦国時代の兵火で焼失した寺を江戸時代に再建した
時、大きな岩場を削って寺の敷地分の台地を造成したそうな。
境内にある大きなアララギの木の股にも、石仏がありました。これも
弘法大師の像で「あららぎ大師」と呼ばれてるそうな。
…賽銭箱の方が立派なのが笑えます。商魂の逞しい事で何より。
と言う事でココも2寺分の御朱印をマトメて紹介しましょう。国分寺の
本尊は薬師如来、常楽寺のソレは弥勒菩薩です。
…9月に入って陽が短かくなりつつありますが、続けて今回の札所
巡りの最後となる大日寺へ向かいます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.1293 軽トラック運転日報