新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 野志③

2023/01/17(Tue)

では日程は改まってますが、前回と同じ岐阜県なので流れとしては
続いてる感じの新たな報告です。12月半ばの平日明知鉄道2駅
駅ノートを描きに日帰りで出掛けてきましたクラ駅長です。

終点明智に近い野志と、中世からの城下町への下車駅である岩村
2駅なんですが、愛知県の瀬戸方面から山を越えて来ましたので
最初は野志から行ってみましょう。

20230117a.JPG 20230117b.JPG

同駅は30‰の勾配上にある駅として知られていますが、既に3度目
の訪問になりますので、詳細は割愛します。

まず今回はから少し離れて駅が真横から見える位置から撮って
みました。ホームの真ん中にある待合室の建物が水平に造られてる
とすれば、やはり肉眼で確認出来るレベルで傾いています。

明智方向ホームへ上がる階段があり、通常はココから出入り
するワケですが、望遠で詰めると待合室までの高低差がよく分かる
と思います。

20230117c.JPG 20230117d.JPG

極端な勾配上にある事を除けば、それ以外は各地のローカル線
よくある棒線構造の駅です。明知鉄道に移管した時に新設された
駅だそうな。

この簡素さでは特に捻り様がナイので、いつも同じ構図になって
しまいます。…いいお天気になりましたがコノ付近の標高500m
に近く、に居ると意外に寒いんですよ。

20230117e.JPG 20230117f.JPG

平成6年開業と言う比較的新しい駅なので、待合室コンクリート
ブロック鉄材で出来ています。

…この素材だと木造駅舎より冬は寒く夏は暑いような気がするの
私だけでしょうか?室内にあった温度計によると室温は6℃です。
当然の事にエアコンや暖房器具の類はありません。

待合室の隅にあるのは道路用凍結防止剤(塩化カルシウム)と、
「ホーム用 砂」と書かれたバケツ入りの砂でした。

鉄道では機関車の動輪雨や凍結空転するのを防ぐため、線路
に砂を撒く事がよくありますが、ホーム滑り止めの砂を撒くと言う
のは初めて見ました。

ペットボトルを斜めに切った、自作のスコップが添えられています。

20230117g.JPG 20230117h.JPG

駅ノート「2014 6.25~」と言う記載のある古い物が一冊と、片上
鉄道でよく見る「チルノート自由帳」が1冊ずつあります。

勾配上にある駅と言うのは珍しいと思うんですが、意外と訪問者は
少ないようで、1月に1件程度の書き込みがある感じでしょうか?

…でも「チルノート」設置者が描いたと思われる、表紙の絵と同じ
タッチの物が数点あるだけで、他の書き込みありません
まぁ普通の感覚では気持ち悪いんでしょうね。私も然りですが。

前回以降の絵師さんの作品は、右の2点が確認出来ました。

20230117i.JPG 20230117j.JPG

そして同駅トイレです。駅前あると言えばあるんですが、コレ
工事現場イベント会場で使う「仮設イレ」ですよね。仮設
物を常設にする事自体に無理があるでしょうに。

はしっかり用意されてますが、当然に汲み取り式だし外にある
水道死んでいます。…女性には厳しい環境だなと思いました。

駅ノート絵師さん(笑)の作品は、殆どが若い女性萌えキャラ
ちゃんで占められてるワケですが、トイレもナイような田舎の無人駅
好き好んで回る美少女が、ドノ程度居るものなんでしょう。

そこまで考えて、待合室にあった砂のバケツを思い出したんですよ。
…コイツらはだから、あれをトイレの代わりにする事も可能では
ナイのかなと。

11時過ぎから始めて2時間で描き終えました。やはり片道250km
エリアを日帰りで2駅回るのはツラい物がありますが、続けて同駅
前後「おまけネタ」に移ります。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1388 駅ノートの記録