新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

美濃赤坂④ おまけネタ

2023/03/20(Mon)

土日ネタを挟み1件だけ孤立した状況になりましたが、美濃赤坂
駅ノート(3年振り4巡目)に関する「おまけネタ」を紹介して、今回
飛騨~美濃の旅の報告終える事に致しますクラ駅長です。

20230320a.JPG 20230320b.JPG

まず絵のネタにした中山道の赤坂宿ですが、から数百m離れた
所を街道が通っていたようで、付近には古い町並みが残っている
地区があります。

付近を流れる杭瀬川と言う川から分岐した運河には、昔の船着場
が残っていました。…昔の街道によくあった常夜灯があり、近く
には江戸時代の宿場の様子を描いた浮世絵の看板もありました。

石灰は元々、漆喰の原料として付近の山から採掘されてた経緯
があり、近代に入ってセメントが使われるようになると、やはりソノ
原料として、船や鉄道大量輸送されるようになります。

石灰石を運ぶ貨物列車は、今でも赤坂支線に出入りしてますね。

20230320c.JPG 20230320d.JPG

再現された船着場にも降りる事が出来ます。上の画角とは反対方向
を見ると、火見櫓もありました。

杭瀬川は下流で揖斐川に合流するので、最終的には桑名まで船で
運ぶ事が出来、ココから伊勢湾に出れば江戸方面への輸送も可能
だったと言う事で、最盛期には日に500隻の船が行き交ったそうな。

船着場隣接する建物は、大垣の石灰石に関する展示が為され
ている赤坂港会館と言う施設で、古い警察署をモデルにした物だ
そうです。…閑散期で工事中なのか、臨時休館となってましたが。

20230320e.JPG 20230320f.JPG

そんな感じでに戻ってきました。久し振りに来たんですが、前回
まで見られなかった機関車が停まってますので、コレも記録して
おきましょう。西濃鉄道の車両ですな。

DD451と書かれたピンク色の機関車は、昨年に製造されて今年の
5月から使用が予定されてる新車なのだそうです。

…そして台車無くなったDE10型は、国鉄清算事業団から買った
物だそうですが、調べると運用が終了して解体中と出てきました。
同社にはDE10型もぅ1両あるから、部品取り用かも知れません。

20230320g.JPG 20230320h.JPG

駅舎駅ノートを描いてると、大垣方向から貨物列車が到着した
ので見に行きました。ココで機関車を取り換え、この先は西濃鉄道
に入って行きます。

石灰石を運ぶ列車(下りは空荷なのか?)なので、専用のホッパ車
が何両も連なっています。

JR貨物EF210(桃太郎)が先頭から外れ、代わりに西濃鉄道
DD403号と言うディーゼル機関車が連結されます。…鉄道貨物
全盛期には各地で見られた光景でしょうが、今は少ないんだろうな。

貨物列車踏切を通って、奥の乙女坂駅へと向かいます。…石灰石
を積み下ろしする貨物駅にしては、無駄に可愛い駅名ですね。

20230320i.JPG 20230320j.JPG

ココで使われてる貨車は主にホキ2000型と言う形式なのですが、
限定品としてNゲージ化もされてるそうです。…私は要りませんが。
貨物には私有車両が多いから、凝って集め出すキリが無さそう

そして2時間ほどが経過し、そろそろ帰ろうとしてたら先程のと同じ
(と思われる)編成機回しをして戻ってきました。ココでまた機関車
を変え名古屋港近くの製鉄所まで運ばれるそうな。

鉄道の貨物輸送衰退の一途だと言われてますが、このように現在
でも活躍している様子を見ると、まだまだ大丈夫な気もします。
ディーゼル機関車新車で造る必要すらあるんですから。

ではココで実家移住計画の報告を1件挟み、新たなネタに移る事に
しましょう。




※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1450 駅長が見た風景