新・駅長日誌Ⅱ

では北条鉄道の駅ノートの５巡目に戻りますが、次は起点の粟生
から１つ目の網引にやって来ましたクラ駅長です。…３駅ずつ２回
に分けて回った最後になりますね。



同駅は平成25年に再建された比較的新しい駅舎（待合室）がある
駅です。…その前は開業時の古い駅舎だったのが、昭和59年に
放火による火災で焼失し、簡単なベンチのみの駅だったそうな。

北条鉄道には駅の柱に取り付けてある縦長の駅名票がナイので
訪問証拠写真を撮るのが面倒なのですが、ココは待合室の入口
に立派な看板があります。



待合室の中には消失前の古い駅舎の物など、国鉄時代の北条線
の写真が多数飾ってあります。…昔はDD13型の牽引で貨物列車
も走ってたようですね。

また最近の写真もありました。ココは秋になると駅前にある大きな
イチョウの樹が黄色く色付く事で知られてますが、それと絡めて
キハ40型を撮った作品ですね。

…キハ40型は昨年の春に来たので、イチョウの樹と絡めた写真は
現状でまだ１シーズンしか撮れない事になります。アリバイトリック
の謎解きのネタに使えたりしない？

そして奥手の方向にミニ図書館があります。地域の人が要らない
本などを持ち寄った物のようですが、来る度に増殖しており、棚が
ベンチの半分ぐらいを占めるようになってしまいました。



同駅は妻木さんと言うボランティア駅長さんが月に２度、切り絵の
教室を開いてる事でも知られており、その作品も飾ってあります。
…早速キハ40型が登場してますね。コレは北条町駅の風景でしょう。

ココの駅ノートも今年の２月に更新されたばかりの物であり、絵師
さんの作品やゆっくまーシールは確認出来ませんでした。

同社の各駅の駅ノートは常に最新刊しか置かれておらず、古い物
は回収して本社（北条町駅）で保管されるそうですが、タイミングに
よっては絵が見れる時期が限定されてしまう事もありそうです。



そして今回は、上記の妻木駅長の切り絵教室と時間帯が被って
しまい、参加者の皆さんに交じって駅ノートを描く事になりました。

…毎月第２と第４の月曜日、午前と午後に１回ずつ行われるんです
が、絵の教室と言うと土日にやってるような固定観念があり、全く
気にしてなかったんですよ。

参加者の皆さんは個々の制作に集中してるし、先生（駅長）はソレに
関して適宜アドバイスをしてる感じだから、私は勝手に描いてれば
いいんですが、誰かと一緒に絵を描くと言うのは久し振りでして、
カナリ緊張しました。



今回は駅前にある「幸せのポンプ」と言うのをネタにしました。
木村鉄道の社員旅行で行った時に、社長が動かすポーズをしてた
やつなので、覚えてる方もあると思います。

…駅舎が火事になった時、このポンプだけが焼け残ったと言う事
で（金属製だから当然ですが）、「不幸に打ち勝つ存在」みたいな
扱いになってるようです。

参加者の方にお茶菓子を頂きつつ描いて、丁度終わる頃にこちら
も完成しました。妻木駅長は「ああ、あの絵の人ですね」みたいな
感じで、過去に私が描いた絵を覚えてて下さったようです。

…現状でボランティア駅長に空きがあるらしく、「やりませんか？
推薦しますよ。」とのお言葉でしたが、家が遠いのを理由にお断り
しておきました。

アレの枠が空いたのは知ってますが、私がやって誰が来るのか？

ともあれコレで北条鉄道も、確認されている６駅の５巡目が完了
しました。今回も続けて「おまけネタ」を紹介し、報告を終えます。

※→次回に続く

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