新・駅長日誌Ⅱ

さて西国三十三箇所の札所巡りですが、前回に引き続き８番札所
の長谷寺にまだ居ますクラ駅長です。



古い建物ではナイですが、境内の奥手には均整の取れたスタイル
の五重塔があります。

ココでも御朱印と散華（さんげ）を頂きましたが、この散華は西国
巡礼の誕生？1300年を記念して、来年の３月末まで配られる物だ
そうです。



ともあれ貰った散華はどぅすればイイのか？と思ってた所、それ
専用の台紙が売られてましたので、ココで買っていきます。

…取り敢えず当日に回った３箇寺の分を並べてみました。

西国の札所は自宅から比較的近い近畿圏内に並んでるのと、四国
より数も少ないので、３月末までなら何とかなりそうな気がします。
ちょっと楽しみが増えましたね。



そして長谷寺の門前町には、番外札所の法起院と言う小さなお寺が
あるので、ココにもお参りして行きましょう。

法起院には徳道上人と言う、奈良時代の僧侶が祀られています。
どうやらこの人が、西国三十三箇所の札所巡りを確立する基礎
を作ったそうな。

Wikipediaにソノ顛末が書いてあるので、簡単に紹介してみますと…



長谷寺に居た徳道上人が62歳で死んだ時、あの世の入口で閻魔
大王に会いました。閻魔様が言うには…

「最近は地獄へ来る者が多く、無駄に混んで困る。日本各地にある
三十三箇所の観音霊場を回ると罪滅の功徳があるから、この習慣
を広めて人々を救ってやって欲しい。」

…との事で、33個の宝印を貰って現世に戻されたのだそうです。
まぁ伝説なので。上人と弟子たちが札所巡りを広めようとするも
あまり流行らず、宝印は摂津の中山寺に収め、時期が来るのを
待つ事にして上人は法起院で80歳まで余生を過ごしたそうな。

…と言う事で境内には、徳道上人のお墓があります。
現在のような札所が確立するのは、更に270年ほど後の話だそう
ですが、その辺はまた後日に紹介する事にしましょう。



ともあれ当日は札所３箇寺と番外１箇寺を回れて、手軽にネタが
稼げた１日でした。…ぃゃ、実質的には半日か。

門前町の法起院の向かいにあったお店で、酒のアテに良さそうな
胡麻豆腐を売ってたので、買って帰る事にしましょう。

…時系列として次は養老鉄道の駅ノートですが、別の日に回った
大阪府南部の札所寺院に関しても、続けて紹介しておく事にします。

※→次回に続く

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