新・駅長日誌Ⅱ

昨日は毎年恒例の「北条鉄道まつり」でした。…またそのまま旅に
出て、本日は岡山県新見市よりお送りしておりますクラ駅長です。



「北条鉄道まつり」の詳しい報告は後日。今日は伯備線の駅ノートの
続きです。観光列車のネタが続いてる間は、安心して駅ノートに精を
出せるのが定番になってきましたね。

さてその観光列車の「元祖」とも言えるＳＬやまぐち号ですが、無事に
一等車の車内を記録出来ましたので、続けて三等車を見て行きます。



ＳＬやまぐち号は客車だけだと５両編成、津和野方が５号車です。
その５号車にも一等車と同じような展望デッキが設けられており、
津和野発の復路便で眺望が楽しめるようになってるようですね。

形式はスハテ35という初めて聞く物。やはり4000番台の製造番号が
振られております。…各地の観光ＳＬ用に量産したら面白いのに。

古い客車にありがちな感じで、車重表記等は妻面でなく乗降口付近
に書かれております。…細かい所にこだわったもんですな。



車内は35系客車より１世代古い32系客車をモデルにしてあるので、
木製の背もたれと２連の狭い窓が並ぶ仕様になっています。

当時を知ってる人の著書などを読むと、窓が広くなり背もたれにも
モケットが貼られた事は、画期的な進歩だったそうな。

展望デッキは機関車の直後であるためか閉鎖されています。
後で分かったんですが復路では一等車のソレが閉鎖されるそうな。
…開けるとススだらけになるのは必至でしよう。



と、ココまで見たら反対側から機関車や編成全体を撮りたくなり、
跨線橋を渡って向かいのホームへ行ってみました。

…ついでに客車の屋根を見ておきますと、旧型客車風の丸屋根に
通勤電車用みたいなエアコンの室外機が埋め込まれています。
ベンチレーターは機能してるのか単なる飾りなのかは不明ですが。

障害物のない状態で蒸気機関車の堂々たる躯体が見えてきました。



まずキャブ回りと編成全体を押さえておきます。牽引するD51200号
は、言わずと知れたD51型…デゴイチの標準的な仕様の機関車です。

本来は貨物用なので、従来のC571号（貴婦人）に比べるとデブっちい
シルエットですね。…まぁ山口線は山岳路線なので、実はこっちの方が
イイのかも知れません。

機関区の札は［梅］…梅小路のままか。昔はソノ都度［郡］…小郡に
差し替えてたように記憶しておりますが、よく考えたら今は駅名から
して「新山口」に変わってしまったからなんですかね？

…ともあれ続けてこのまま向かいのホームから、後に続く客車も見て
いく事にしましょう。

※→次回に続く

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