新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

中舞鶴線の跡地を探る ②

2019/11/18(Mon)

木村鉄道の貸切列車ご参加の皆様お疲れ様でした
…引き続き千葉県千葉市よりお送りしておりますクラ駅長です。

20191118j.JPG 20191118k.JPG

例年に比べて短時間ではありましたが、久し振りにお会いする皆さん
色んなお話しが出来て楽しい一日となりました事を御礼申し上げます

ソレに関する詳細また後日にして、中舞鶴線の跡地から続けて
参りますが、舞鶴線本線からの分岐点(らしき場所)を見た後、少し
走っていよいよ遊歩道として整備されている部分に入ります。

20191118b.JPG 20191118a.JPG

細かく言うと舞鶴共済病院東側に入口があり、ココからは歩行者と
自転車だけの専用路になります。

廃線後に整備されたという事ですが、まだ新しい感じですね。
タイル線路の模様が再現されていますが、片方は点字ブロックです。

赤レンガの倉庫群などを保存した施設もこの先にありますので、歩いて
行く場合はこの遊歩道最短ルートになるでしょう。

20191118c.JPG 20191118d.JPG

暫く行くとレンガ造り古いトンネルが出てきました。…「北吸トンネル」
という銘板がありますが、周辺の地名も同じ北吸(きたすい)ですね。

資料によると中舞鶴線開業大正8年となってますので、当時から
残る物でしょう。地図で見る限り180m程度短かいトンネルであり、
丘陵地の端っこみたいな所に掘られています。

20191118e.JPG 20191118f.JPG

中はレトロな感じの水銀灯が点けられており、現在でも生活道路として
の役割を果たしている事が伺えますね。…トンネルを抜けた反対側
ポータルに、登録有形文化財の銘板がありました。

20191118g.JPGトンネルの先で車道と交差します。
ココは元は踏切だった筈ですね。

…改めて地図を見るこの程度の
支線
なら、丘陵地を迂回して線路
を敷設する事も出来たような地形
なんですよ。

しかしココを敢えて直線で結んだ
のは、舞鶴軍港としての要衝
だったからなのかも知れません。

20191118h.JPG 20191118i.JPG

更に進むと「舞鶴赤れんがパーク」に出ます。ココは元は海軍の倉庫
だった建物群ですが、その幾つかが資料館イベントホールなどに
改装され、現在は観光地になっている所ですね。

現在の舞鶴市役所などもこの近辺にあり、中舞鶴線としては唯一の
中間駅となる北吸駅があったそうですが、その痕跡見当たりません

…急がないとお天気ヤバそうではありますが、ちょっとだけ寄り道
していく事にしましょうか。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.232 鉄道廃線跡を探る