新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

法華口駅を探る2020 ③

2020/08/13(Thu)

駅ノート描きの旅としては、当日午前中長駅一旦終了となり
ましたが、折角北条鉄道へ来たので、また法華口駅交換設備の
状況を見に行く事にしましたクラ駅長です。

20200813a.JPG 20200813b.JPG

実の所、設備そのもの既に完成して6月末から供用が開始されてる
らしいです。…但しダイヤ改正まだ行われておらず今年の秋頃
予定されてるそうな。

駅舎に向かって左側から、上下線の各ホームへ入れる構造になって
おりまして、駅舎は完全にパン屋待合室の機能だけになるようです。
…その方が落ち着いて飲み食いしたり駅ノートを描いたり出来るか?

各駅に同社からの案内書きが貼られていますが、やはり「100年以上
使用されてきたホームから…」って所に歴史の重みを感じますね。

20200813c.JPG 20200813d.JPG

取り敢えずは今までと同じように、駅舎の入口から既存のホーム
入ってみました。…ちにみに当日は駅のパン屋定休日です。

駅舎の前にある、いわゆる1番線にはもぅ列車は停まらないワケ
ですから、ロープが張られて新しいホームへの案内が掲示されてます。
…ずっとこのままなのか、正式な柵とか作るのかは分かりません

富山港線東岩瀬駅みたいな感じで、駅舎の雰囲気に合った太目の
木製の柵
とかを設置してくれたら感じがイイと思うんですが。

20200813e.JPG 20200813f.JPG

続いて駅舎外からの動線を見てみましょう。
駅舎の脇反対側のホームへ行く通路があり、ココはバリアフリー
考慮したスロープになってました。

そしてこちら側のホームへは、既存の駐輪場の奥までの広い範囲
アスファルト舗装されています。…ブールーシートで隠してあった
駅名票見えるようになってますね。

20200813g.JPG 20200813h.JPG

いよいよ新しいホームに入るワケですが、駅名票が何だか北条鉄道
既存の物ともデザインが違うので、些か違和感があります。

…考えたらココを始めとした幾つかの駅には、大正時代右書き
物すら残ってるワケで、私がデザイナーならそっちに寄せる所です。

で、よく見ると方向の振り方が一般的な駅とは右側通行になって
ました。…この右側通行にも理由があるんですが、うっかりしてると
間違える
可能性がありますよ。

また何故か2両編成分のホーム出来上がっておらず、コレが出来る
までは2両編成の列車同駅で降りる場合、乗る車両が限定される
ようです。…コレは先述の案内書きにも記してありますね。

20200813i.JPG 20200813j.JPG

分岐器も当然の事に稼働しています。…見ててもなかなか変わらない
のでスプリングポイントかと思いましたが、電動式のようです。

そして粟生方面行きの列車が、駅舎側のホームに着きました。

謎の足場に関してはその後の報道などを見るに、同社では通票
(スタフやタブレット)の代わりにICカード使用するそうで、運転士さん
同士がソノ受け渡しをするための物だと判明しました。

コレは全国的にも初めてのシステムだそうで、上り列車運転席の
真横にあるカードを収納(又はその機械を設置)するようです。
だとすれば、右側通行の方が都合がいい事にも納得が行きますね。

現在、定期ダイヤの間にソレと交換する試運転列車を入れて運転士
さんの訓練が繰り返されてるようですが、実際の運用が見れるのは
9月初めダイヤ改正からでしょう。

では次回謎のウイルスによる自粛でずっと行けなかった観光列車
旅です。岡山電気軌道のチャギントンに乗ってきましたので、その報告
へと移る事にしましょう。




※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.501 駅長が見た風景