新・駅長日誌Ⅱ

さてえちごトキめき鉄道の駅ノートですが、２日目は親不知駅から
スタートです。糸魚川から上りの普通列車で２駅、10分程度で到着
しました。…気温が上がる前なので、まだ元気なクラ駅長です。



…日本海に沿った鉄道の風景と言うのは、雪景色＆鉛色の低い雲な
イメージが大きいですが、今日はバカみたいにいいお天気ですね。

親不知駅は７年ほど前、大糸線の乗り潰しに来た時に立ち寄った事が
記録されておりました。富山までの夜行バスが早着したので、１本早い
列車に乗れてしまった事からの思いつきだったようです。

…この時は１月の極寒な季節でした。



ホームは１面２線の構造で、駅舎とは構内踏切で繋がっています。
…駅ノートでローカル線を回ってると単線区間の駅が圧倒的に多い
ので勘違いしそうになりますが、ココは複線区間なのですよ。

古くから切り立った岩場の続く海岸線で、ソレなりに眺望のイイ所な
筈なんですが、駅と海岸の間には高架道路が２本も横たわり、海は
ソノ隙間から僅かにしか見えなくなっております。

…低い方が国道８号線のバイパス、高い方が北陸自動車ですな。
元から線路が海岸ギリギリの所にあったので、土地が確保出来ずに
海に張り出した高架道路を作る羽目になったんでしょう。



同駅も元は有人駅だったと思われますが、窓口の類が板で塞がれた
よくある感じの無人駅になっております。

…床に一箇所、コゲたような跡があるのですが、寒い時期に焚き火
でもしたバカが居たんでしょうか？



周辺は古くから、越中と越後の中間に当たる街道ではありますが、
昔は道路が整備されず、旅人は砂浜などを波の引き際を見計らって
通行したそうな。

現在は駅周辺の親不知と隣の子不知を合わせて観光地化されており、
道の駅なども整備されています。…駅から歩くには少し遠いかな。

駅の規模は小さいものの、やはりソレ目当てで降りる観光客も居る
のかも知れません、駅ノートはバックナンバーを含めて５冊あります。



有名な絵師さんは一通り来てる感じでしょうか？

私はココはノープランで来たもんで、またネタを考えるのに持ち時間の
半分ぐらいを空費してしまいました。ネタを探しに道の駅まで歩いて
みる事も考えましたが、余計に遅くなりそうで…

「親不知」と歯の「親知らず」でボケてあります。…猫も人間と同じような
「予期せぬ奥歯」が生えるのかどうかは知りません。

前日に越中宮崎を前倒ししてるので、この日はあと１箇所描けばイイ
だけであり、昼食がてらに道の駅まで行っても良かったんですが、
単純に面倒に思えてヤメました。

…早く終わったら早めに帰って休めばイイや。と言う事で午後は次の
設置駅に向かいます。糸魚川を通過して１駅、梶屋敷と言う駅ですよ。

※→次回に続く

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