新・駅長日誌Ⅱ

さてえちごトキめき鉄道の駅ノートの２日目です。親不知駅を午前中
に描き終え、３駅先の続いては梶屋敷駅へ向かいましたクラ駅長です。



列車はワンマン運転と言いながら車掌さんが乗っており、車内補充券
で運賃を払います。…この手の手書きの切符も最近は減りましたね。

時間に余裕があるから糸魚川で一旦降りて昼食を取っても良かったん
ですが、駅周辺にお店が少なかったような気がしましたので。
…一応前回は名物だと言うブラック焼きそばを食べた記憶があります。



そんな感じで程なくして梶屋敷駅に到着です。２面３線の典型的な
国鉄中間駅ですが、２番線のレールは途中まで撤去されています。

この駅は子供の頃から名前だけは知ってたんですが、詳しくは後程
触れるとして、矢鱈とホームの長い駅ですな。

…殊に駅舎側の１番線の方が長く、地図アプリの航空写真で測って
みた所、250ｍの長さがありました。12両編成までＯＫです。

元は日本海縦貫線として一級幹線だったので、複線化（昭和44年）
される前だとコレぐらいの有効長は必要だったのかも知れません。



駅舎は古い木造の物をリフォームしつつ使ってる感じで、意外な事に
昭和40年代に無人化されたそうな。

…ともあれ昔の駅は待合室も広く取ってあるケースが多いので、窓を
開ければ涼しい風が通り、描きやすい駅でした。



駅の周辺は完全な住宅地（と言うか古い集落）で、商店なども少ない
感じです。…地図で見たら直近のコンビニまで１kmぐらいありました。
面倒なので昼食は我慢しましょう（このパターンが意外と多い）。

ホームが矢鱈と長い事以外に変わった駅でもありませんし、周辺に
観光地や景勝地があるワケでもナイ。要するに「何故ココに駅ノート
が置かれたのか？」が謎な駅と言う事になります。



…まぁあるからには描くワケですが、管理状態はソレほど良いとは
言えず、破れてるページもあるし、他人の書き込みの上から大きな
汚い字で反体制思想みたいな内容を書き殴ってある箇所もあります。

確かケンさんが先に訪れてる筈なんですが、作品は見当たりません
でした。…この状況なら盗まれても仕方ナイと言うかね。

さて私が子供の頃からココの駅名を知ってる理由について…

ココと糸魚川の駅間に交直切り替えのデッドセクションがあるから
なのです。「糸魚川～梶屋敷」と言う字面は当時から子供向けの図鑑
などにも必ず載ってましたからね。

尤も今の電車はデッドセクションを通過しても室内灯などが停電する
ケースは少なくなり、気付かない人も増えたかも知れません。

そして周知の通り交直両用の電車は高価なので、同社ではオリジナル
車両への導入を見送り、気動車で対応する事になったワケです。
その辺りを久し振りに４コマ漫画にしてみました。

当日は２駅のみで、しかも移動距離が短かいですから、15時過ぎには
終わってました。…たまにはホテルへ早く帰って休む事にしましょう。

※→次回に続く

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