新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じでようやく地上に出て来た筒石駅ですが、ココからは地上
の駅舎で駅ノートを描いていく事にしますクラ駅長です。



地下トンネルの構造が凝ってる割りに、駅舎は簡素な物です。
最近まで有人駅だったとの事ですが、以前は列車が着く度に駅員さん
がホームまで出迎え（と言うか監視）に降りてたそうな。

筒石駅と周辺の北陸本線自体は歴史が古く、開業は大正元年である
旨のプレートが掲げされています。新線に移行して現在の駅になった
のが昭和44年の事ですね。

やはり環境的に珍しい駅なので、ソレなりの解説看板があるのと、
地元の小学生が作ったと思われる周辺案内の冊子がありました。

集落のある海岸までは１km足らずのようですが、また坂を降りていく
地形なので、行ったら帰ってくるのが面倒かも知れません。
…海岸から線路のある位置まで、水平に掘れば良かったんじゃない？



駅舎自体は高台にあるし、トンネルを列車が通ると風が吹いてくる
ので涼しい環境ではありますが、駅舎の扉が放すと勝手に閉まる
タイプのやつなので、閉め切ると暑いんですよ。

…室内の隅っこに、明らかに「つっかえ棒」な角材がありましたので
前後の扉に挟んで描かせて頂く事にしましょう。



駅ノートはバックナンバーを含めて２冊。「隧道日記」と言うタイトルが
付いています。…クリアファイルがブックカバー風に被せてあるのは
いいアイディアだと思うんですが、ページが全て埋まっておりました。

名のある絵師さんは一通り来てる感じですが、特殊な駅なので一般の
旅行者も多く、落書きなどが目立ちますね。…セクシー系な絵を描くと
卑猥な落書きを足されてしまうのは他所でもよくある事です。



…例の青いペンでロリータファッションの女の子を描く絵師さんのは
コメントがあるのに現物が見当たらない状況です。…盗まれたな。
コレもよくある事ですが、幾ら上手い絵でも盗んだって売れませんよ。

私は一応考えてきたネタとして、駅全体の縦割りの構造図（推定）と
筒石駅と言えば寺本つるぎさんかなと思って、双方を入れた絵に
してみました。

…つるぎさんと言えば2011年（当時の活動名は椎名へきゑ）に青春18
きっぷで４日間掛けて北陸本線の全駅下車に挑戦して、同駅をゴール
にした事が一部のマニアによく知られています。

以後も青春18きっぷの常備券（赤券）を買いに、名古屋からサンダル
履きでココまで来るとか、北陸本線と筒石駅が大好きで「筒石城の姫」
を自称する方だったんですよ（最近はあまり言いませんが）。



描く所がナイので用意している別の紙に描き、クリアファイルの部分に
挟んできました。…一応は予備のノートも持ってるんですが、紐を通す
穴を開けてナイのでヤメておきましょう。

描き終えたらお昼前の列車で直江津方面へ向かいます。ココから先も
えちごトキめき鉄道に移管されてからは初乗車ですね。

…お昼時になるから駅弁が買えると嬉しいのですが、売ってるかな？

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。