新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

国鉄高砂線を探る ⑤

2019/05/29(Wed)

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…最近ちょっと問題になりつつある
回転寿司でのシャリの食べ残し
に関してですが、初めてソノ現場を
見てしまいましたクラ駅長です。
隣の席はバカカップルでしたがね。

寿司と言うのは単純に言えば酢飯に
上に刺身が載った料理でしょ。だから
米が不要なら刺身を注文する方法も
あるのに、行儀の悪いハナシです。

殊にくら寿司刺身の単品もあれば「シャリ小さ目」もあるのに。

…確かにビールとか飲んでると時々「バランスが悪いなー」と思う事は
ありますが、ソレを承知回転寿司に来てるワケですから。

何ならタッチパネルの映像広告に「北大路欣也氏による『シャリ残すな』
啓発動画」を入れた方がイイかも知れんぞ。

さて国鉄高砂線ですが、廃線跡は平行する山陽電鉄本線と並んだまま
加古川を渡ります。

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廃線跡一番近い道路住宅地での中で行き止まりになってたので、
少し迂回して私も土手の上に出ました。

山陽電鉄鉄橋の袂に踏切ありません。そして何故かでっかい字
「山電」と書いてありました。…恐らくは空から見た場合を想定しての事
でしょうが、他で同様の記載?ってあまり見ないような気がします。

20190529c.JPG 20190529d.JPG

結構長い山陽電鉄鉄橋に平行して、手前側高砂線鉄橋も存在
した事になる筈ですが、コレは早々に撤去されたんでしょう。ソレらしい
痕跡は見当たりませんでした。

所で私が子供の頃、当時廃止対象だった国鉄の赤字ローカル線
特集した雑誌の中で高砂線も紹介されてたワケですが、この加古川
を渡る列車の写真とんでもナイ編成だったんですよ。

…敢えて模型で再現すると右のような感じになります。

常識で考えて営業列車としてあり得ない編成なので、恐らく高砂工場
から検査を終えて出て来た車両を雑多に繋いだ回送列車なのでしょう。

子供にはソレが分からんから「何じゃココは!?」と思うだけで思考が
停まってたワケですが、40年近く経った今でも強烈に覚えてますわ。

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加古川を渡ると高砂市に入ります。高砂市沿岸部播磨工業地帯
の一端なのでしょう、大きな工場が並ぶ地域になってる感じです。

道路の橋500mほど下流にあるのが一番近そうなので、ソコへ迂回
して川を越えました。

20190529g.JPG 高砂市側に入り、再び山陽電鉄
近い所へ行ってみるに、ココからは
廃線跡と思しき区間が遊歩道みたい
な感じで続いています。

鉄道廃線になった場合、土地
当地の自治体譲渡(又は売却)
されるケースが多いと思いますが、
こう言う対応はソノ自治体によって
大きく差が出ますよね。…コレは
プラスに使われた結果でしょう。

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加古川土手から降り切った辺りが高砂線では高砂北口駅があった
筈ですが、コノ辺りはどうも分かりません

山陽電鉄緩急接続駅である高砂駅最寄りになるようです。
…そして遊歩道にあった石碑には、山電高砂駅元はコノ付近
あり、後に現在の場所に移転した事を示すプレートがありました。

国鉄高砂線山陽電鉄は、先の尾上の松駅からココまでほぼ並走
してるワケですが、特急が停まる高砂駅の方が乗り換え需要大き
かったようですよ。

→次回に続く



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No.59 鉄道廃線跡を探る