新・駅長日誌Ⅱ

さて山口県内の駅ノートです。特牛駅は無事に描けたものの、隣の
滝部駅がまた空振りだったワケで…どうした物か？とソノ場で10分
ぐらい悩み、次の行動に移る事にしましたクラ駅長です。

…こんな遠い所まで来て３箇所の予定が２箇所も空振り。と言うのは
誠に効率が悪い話です。

自分の車で来てたら、先程の門島大橋でも渡ってドライブネタに出来
ますが、レンタカーでは行く事の意味が半減してしまう気もします。



コノ辺りは設置駅の間隔がソレほど密ではなく「じゃあ別の場所」と言う
のも難しいんですが、直近は長門市を越えて更に東へ行った飯井駅、
そして城下町で有名な萩市の萩駅になるようです。

…実の所、飯井と萩は更に東へ行って島根県に入った折居と言う駅と
の３箇所セットで別の機会に回ろうと思ってた所なんです。

当日は特牛と滝部を描いて新下関へ戻る予定になっており、ホテルは
２泊だし（荷物を置いてある）レンタカーも同じ店舗へ返さにゃならん。

…調べてみると萩は遠いけど飯井なら、レンタカーの予約時間内で
何とか行けそうかな？と言う事で、１つ前倒しする事に決めました。

この付近は海岸に沿った国道とは別に山の中を走る広域農道があり、
バイパス代わりに使えるようなのです。確かに空いてて走りやすいわ。
…はい、こぅ言う所が車の強みなのです。



広域農道から反れて少しだけ山道を走り、飯井の集落に着きました。

山に挟まれた小さな入江に出来た村のようで、駅もココ１つだけの
ようです。集落の中に長門市と萩市の境界がありました。
…この小さな川が境界線になってるのだと思われます。

駅へ至る坂道は流石に車では無理ですが、近くに道幅の広い所が
あったのでソコに置きます。…てか坂道の途中にある１軒の民家に、
裏口からショートカット出来る橋がありました。コレは便利。



元から無人駅だったような簡素な駅です。駅舎は無くブロック積みの
待合室のみがホーム上にありました。

…Wikipediaによると開業は昭和39年だそうで、全体的な歴史から
見れば新しい方でしょう。飯井の集落へはココが唯一の交通機関で
あり、地味だけど政治駅のようです。



駅ノートは最近になって新規に設置されたようです。…情報収集と
行動が最も早いのは、いつもケンさんですね。ゆっくまーシールは
まだ未踏の状態でした。

紙質のせいか表紙に「透けるので注意」と書かれてました。…一般的
なノートなら大抵は裏写りしますから、自分が描く時は裏が白紙な所
を探して描くんですが、後から書き込まれる分には仕方ありません。

気の利く管理人さんならイラストの裏は「記入禁止」の措置を取って
くれる場合もありますが、私はそこまで望みません。


線路が高台にあるので、集落越しに
海が見えます。…実際に住むと大変
な面も多いかも知れませんが、単純
に風景だけを考えた場合、ちょっと
憧れる環境ですよ。

…そして同駅は「いい」と読みます
から、ローマ字で書くと「Ii」となり
日本で最短の駅名なのだそうです。

漢字とカナで最短の駅名は「津」ですが、ローマ字書きでは「Tsu」と
なり３文字ですよね。ローマ字で２文字は他に「粟生…Ao」と「頴娃…
Ei」がありますが、字面を見るにココが最も短かく見えると言う事か？


それよりタイムリミットです。
ココから新下関まで来た道を帰れば
約80kmです。
余裕を見て２時間とすれば、普段通り
３時間で描いてたら間に合いません。

駅名云々に関する知識（と言うか情報）
は事前に知ってたので、道中で色々と
考えながら走ってきて、最終的に少し
ズレた駅名ネタになりました。

「飯」はそのまま「飯」として、「井→井戸→番町皿屋敷→幽霊」と、変な
連想ゲームの末、こんな風になりました。…のろ一家は時として、大人
の方が状況を楽しみすぎて悪乗りする事があります。

…ぱのは既に他界してますので、普段から幽霊（化け猫）なのですが、
あまりに頻繁かつハッキリ出るので、初めて見た人は幽霊だと気が
付きません。また知ってる人も、いつの間にか忘れてしまうんです。

何とか雑にならないように急いで描いて、何とか２時間で仕上がり、
レンタカーも時間内に返却出来ました。…しかし空振りは嫌ですね。

その分、次回に山陰へ来る時は萩と折居（ココも残ってるのか怪しい
けど）の２駅で済む事になり、楽と言えば楽ですか。

…段々と西日本エリアは埋まってきましたが、中部～信越地方がまだ
ガラ空きの状態です。向こうは何故か実際の距離より遠く感じて時間が
掛かってますが、徐々に埋めて行きますので適当にお楽しみに。

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