新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

奥出雲への旅2020 ③

2020/12/04(Fri)

そんな感じで奥出雲味のある旅館を軸に、木次線駅ノート旅
始めておりますクラ駅長です。

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11月に入ると奈良日常生活をしてても寒い所へ、ココは中国山地
山の中だから標高も高いのでしょう。防寒対策ナシ外へ出るのは
危険な話です。…「駅ノート風邪をひいた」とかアホらしいし。

今回の旅から冬仕様として使い捨てカイロを持参しております。
コレは日常的に仕事をする時も同様の装備なのですが、貼るカイロ
大小各2個ずつ用意して左右の脇腹爪先に貼るのが定番

前日イイお天気だったのに、夜半頃激しい雨が降ったらしく、
また霧に覆われた朝になりました。…外気温は7℃ですか。

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道路は概ね木次線に沿って伸びてますので、北の方向から始める
事にして、まずは今回の最北になる下久野駅へと向かいましょう。

途中にあるのが奥出雲多根自然博物館と言う施設です。

主に恐竜の化石などの展示物から、生物の起源などを学べる施設
なのですが、看板に出ている通りココは「泊まれる博物館」を謳い
文句にした宿泊可能な博物館なのだそうです。

…今回はココも宿泊地の候補に入れてたんですよ。宿泊者限定
「ナイトミュージアム」と題した夜間見学も出来るそうな。私は
データ整理忙しいので無理ですが、興味のある方はどうぞ。

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そして取り敢えず、下久野1つ手前出雲八代寄り道しました。
…ココもノートの設置駅としてリストに上がってた所です。

コレまた雰囲気のいい木造駅舎ですね。無人駅のように見えますが
出札口などが原型を留めたまま残ってるので、簡易委託駅なのかも
知れません。木次線には国鉄時代から簡易委託駅が多いようです。

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ホームに出てみると、国鉄時代から
残ってそうな木製の駅名票荷物
用のハカリなどがありました。

古い駅名票「残すか否か」って
何を基準に決まるんでしょうか?

単線のみの駅ですが交換設備
があったらしく、線路1本分空き地
を挟んで古いホームの跡が見えます。

奥出雲に来ると、私はどうしても話が「砂の器」に引っ張られがちに
なりますが、初代映画版亀嵩駅ホームがココ駅舎は同じ木次線
八川駅だったそうです。元浦親子別れるシーンですな。

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そしてココ同駅を紹介してると言う事は、
駅ノート無かったと言う事になります。

Twitterの情報では「本棚の奥に突っ込んで
あった」とか「カナリ傷んでる」とか書かれて
おり、あまりイイ状態ではなかったんでしょう。
ファイルが1冊ありましたが、出してみると
地元の広報誌のバックナンバーでした。

簡易委託駅なら係の人が居る時に訊ねれば
何か分かるかも知れないのですが、生憎と
不在のようだし、営業時間なども表示されて
ません。…ココは空振りですね。

今回は確実性の高い駅が他にあるので、番外編にする事もナイかな。
てか「砂の器」のロケ地だったら亀嵩ネタが被るし。

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その代わりと言うか何と言うか、駅務室鉄道模型がありましたよ。
恐らくココを管理してる簡易委託の駅員さんの趣味なのでしょう。

ジオラマの格好にはなってませんが、カナリ複雑な配線ですね。
こんな感じのS字にしてしまうと、戻ってきた時に線路の電極
なるから、電気的帳尻を合わせる細工が必要になってきます。

やはり車両には地域性が出るもんで、ツートンカラーの気動車国鉄
時代急行列車と思しき客車、そして「奥出雲おろち号」も居ます。
商品化されてたとは知りませんでした。

次の下久野駅ノートTwitter上でカナリ最近でも確認されており、
取り敢えずは大丈夫でしょう。ココから車なら10分程度なのですぐに
移動
します。…だからリアルに鉄道で来たら不便だってのよ。

→次回に続く



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No.614 タクシーもどき運転日報