新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート　下久野

2020/12/05（Sat）

さて木次線の駅ノート旅ですが、最初に立ち寄った出雲八代駅が
空振りだったので、続いては下久野駅にやってきましたクラ駅長です。
…宍道方向へ１つ先になります。

国鉄時代の雰囲気を残す木造駅舎ですが、木次線は各駅とも概ね
こんな感じのデザインの所が多いんですよ。…駅名標などを隠した
状態でクイズにした場合。難易度はカナリ高そうな気がします。

こちらも昭和初期に流行った感じの、45度に角度を切った出札口が
残っています。…やはり簡易委託駅なので、駅務室が生きてる事が
嬉しいですね。

後で詳しく紹介しますが、窓口の向かって左側にノートが吊るして
あるのが確認出来ました。そして手前に割と大きなテーブルがあり
ますから、ココを使わせて貰えれば絵を描くのも楽でしょう。

その窓口の脇にシンプルな電話機がありました。…どうやらコレは
この近隣の商店や個人宅に通じる有線電話のようです。ウチの実家
のレベルでは流石に見かけませんが、田舎ではよくある物なの？

一般的なNTTなどの回線とは別に番号（00-0000みたいなスタイル）
が存在するようで、ご丁寧に一覧表まで貼ってあります。
…便利っちゃ便利でしょうが、プライバシーの問題はどぅなるのか？

そして改札には、コレまた年季の入った木製のゴツいラッチが残って
ますね。簡易委託駅なので切符は窓口で買うのでしょう。券売機や
カードリーダーの類はありません（当たり前か）。

続いてホームへ出てみましょう。現在は１面１線の駅ですがホーム
は明らかに島式の物であり、駅舎に近い方にも線路があった事が
見て取れます。左の画像の後方に簡素な待合室がありました。

そして駅舎に近い１番線側は「駅ナカ農園」
と題した畑になっていました。

季節的な事を考えると、今から何かを植えて
収穫しようと言う雰囲気ではありませんが、
コレも有効な活用方法なのでしょう。

…ウチの実家にも一応は家庭菜園的な
使い方が出来るスペースがあるんですが、
私の経験からすると例えばトマトやナス
などの夏野菜と言うのは、個人レベルでも
結構な量が出来てしまいます。

戦時中ならイザ知らず、この豊かな世の中で手に余るほどの野菜が
出来てしまうと言うのも考え物なんですよね。

…時期になると食卓に毎日出されるし。近所に配ろうにも似たような
環境の家が多いからソレほど喜ばれないし。私は住んでも作る気は
ありません。

と些か脱線しましたが、駅舎へ戻って駅ノートを見てみましょう。

最初の書き込みが2013年頃の物（だったと思う）であり、同駅も特に
観光地ではナイ事から、進みはソレほど早くないようです。７年が経過
している現時点でも最後まで埋まってない状況でした。

それでも絵師さんの作品を幾つか確認しました。ゆっくまーシールも
あります。…左の画像の右下の青い絵は、例のボランティア駅長さん
の作に見えますが、ケンさんによるパロディの「中海しんじ」です。

さて私は…ケンさんも２枚目の作品
で描いてる謎の人形と、駅務室の
中の風景にしてみました。

しかし画像の配分と構成の都合で、
その画像が今回の記事には掲載
出来なくなってしまったんです。
コレに関しては次回の記事で詳しく
やりますので、下のリンクから続き
を読んで下さるようにお願いします。

…簡単に言うと、駅務室に係の人が居たので記念に切符でも買おう
かと声を掛けたら、室内に入れて下さってお菓子とコーヒーも出して
頂いたんですよ。ソコに上の絵のような人形があったと言う次第です。

日付の当日に見て下さってる方は、明日の更新まで暫くお待ち下さい。

※→次回に続く

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.615　駅ノートの記録