新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

下久野駅を引き続き探る

2020/12/06(Sun)

さて木次線下久野駅ですが、今回は前回駅ノートの記事紹介
出来なかった部分を補完して書く事に致しますクラ駅長です。

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同駅は分類上、簡易委託駅と言う事に
なっており、概ね平日の午前中に限られ
ますが駅務室係の人が常駐しています。

私も基本的には平日に行動するし、朝から
ココに来ましたので本来なら誰か居る筈の
時間帯なのですが、誰も居ませんな。
室内には照明が点いており、ストーブにも
が入ってますが施錠されています。

駅ノート待合室に吊るしてあるから
特に用事もナイと思って描き始めた所へ、
係の人と思しきおばさんが戻ってきました。

付近で行われてる選挙演説を聞きに行ってたそうです。
…調べた所、同駅がある雲南市では翌週の日曜日市議会議員の
選挙があるようです。そう言えば選挙カーが走り回ってましたね。

簡易委託駅だと言う事は、「常備券」と言う種類の乗車券手売り
されてる事になりますから、折角なので記念に1枚買おうと思って
お願いしたら、駅務室の中へ入れて下さいました。

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多くの絵師さん(笑)堅気の仕事なので土日が休みであり、平日
出歩ける人
少ないと思われます。私のような者はソレが可能だから、
時々このような特典に与る事が出来るのですよ。

日常的に人が使う建物と言うのは、古くても荒れにくいと言われますが、
こちらも戦前の駅舎なのにしっかり現役のイメージです。

この駅務室内に、ネタにした謎のお人形さんが居たというワケです。

国鉄の制服を着た男性は、こちらの管理団体(花ももステーション)
から取ったのか「はなもも君」と言う名前です。和服の女性奥さん
なのでしょうか?名札がありますが外光の反射読めませんでした。

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そして乗車券を所望すると、「今はコレだけなんですが」と3種類の
切符が出てきました。…僅か3種類切符で真っ当に営業出来る
とは思えませんので、記念品的な意味の方が大きいんでしょう。

…で420円の切符を買ったら、お菓子とコーヒーまで出して頂いた
と言う次第です。寒い待合室絵を描き始めてた所だったから、
身体が温まって有り難かったですよ。

見ていると駅宛切符の郵送希望する手紙が届いており(どの
ようにして代金を払うのかは)、管理者のおばさん返信の対応
もしていました。

まぁ現地まで来ず通販的な集め方をする人も多いんでしょう。
そう言うヤツに限って取り扱にいウルサいらしく、ご丁寧に自作の
ポケットつきの台紙まで同封されてました(撮っとけばよかったな)。

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数少ない木次線の定期列車、上りの宍道行きが来ました。
単行キハ120ですね。概ね初期型集中配置されてるようです。

過疎地を走る同線経営が満足に成り立ってるとは思えない路線
ですが、鉄建公団無理矢理作ったような三江線とは違い、亀嵩
出雲坂根のような観光列車の需要の見込める駅も残ってますから、
今後も残るような気がします。

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その観光列車「奥出雲おろち号」がやって来ました。私が実際に乗った
のは5年前の9月だったんですが、11月中毎日運転されてると言う
事で、平日にも走ってます。

午前中木次→備後落合と走る往路便ですね。機関車最後尾
来ます。平日だからか謎のウイルス団体旅行減ってるからか、
概ね空いてました。…このぐらいで乗るのが快適でしょう。

出雲八代空振りだったので時間的な余裕が出来て、しかもコーヒー
を頂いたりしてノンビリ描いてたらお昼を過ぎてました
続いては有名亀嵩駅ですよ。

余談ですが絵を描いてる途中、その市議会議員選挙ある候補者
さんの一行がトイレを借りに来ました。

この寒いのに駅の入口戸を開けたまま中に入るでもなく立ち話
を始めたので非常に困りました。私は他所者だからココの選挙権
ありませんが、地元だったら絶対コイツには投票してやらんよ。

→次回に続く



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No.616 駅長が見た風景