新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで近場の駅ノートの巡回ですが、こちらも久し振りの訪問
になる五新線の城戸駅にやって来ましたクラ駅長です。

…周知の通りココは鉄道の駅ではなく、未生成線を転用した路線バス
専用道の終点に相当する施設です。その専用道も現在は廃止されて
おり、バスの廃駅なのか？ともあれややこしい状況の場所です。

わが地元の奈良県で唯一の駅ノートがコレと言うのは些か淋しい話
ですが、勝手に増やす事は出来ないので仕方ありません。



正式な駅名？としては「専用道 城戸」と言ったのでしょうか？
元は国鉄が五条～新宮で計画した路線なので国鉄バスが走って
ましたが、末期には合理化で奈良交通に引き継がれていました。

…専用道の跡地に関しては、「私有地」ではなく「市有地」と書いて
ありますので、私は例えば市役所の駐車場みたいな扱いになると
解釈しております。

廃線跡に類する所なので今回も車で行きましたが、「鉄ヲタとして」
の発想なら和歌山線の五条まで電車で行くか、罪滅ぼし（笑）に同駅
までの切符を買うべき所なのでしょう。

…実はすっかり忘れてたのですが、この辺なら感覚的に実家に帰省
するのと似たようなもんです。これ以上言われたら鉄ヲタ辞めるわ。



上の画像にも少し写ってますが、敷地の奥に「THE MABOROSHI
RAILWAY」と書かれた小屋がありました。

…調べてみるに当地のイベントで専用道の廃線跡に合計1,000ｍに
なる木の線路を敷いて、五新線を再現した模型の列車を走らせた事
があるようで、ソレに関する団体の施設かと思われます。

ココは施錠されてて中を見る事は出来ませんでしたが、従来のバス
の待合室は今でも入る事が出来ます。…相変わらず何もナイですが。



駅ノートは極めて進みが遅く、一般の書き込みも月に一件程度の
状況です。やはり絵師さんの新作はありませんでしたが、ゆっくまー
シールは新規で貼られた物がありました。

…こうなると傍から見れば「絵ばっかり」と言う状況になるので、
出来るだけ間を空けて訪問する事にしてるんですけどね。



廃線跡そのものの紹介も含めて、駅跡に関しては今までにも何度か
扱いましたので、今回は周辺を見てみましょう。

ココは現在は五條市に編入されていますが、元は西吉野村と言う
自治体にある所でした。西吉野村の役場は城戸にあり、五新線が
開通したら当然に城戸駅が設置されてたであろう所でもあります。

駅跡の間近に森林組合の事務所があり、その背後を通る高架橋が
鉄建公団特製の五新線ですよ。立派な物ですが未使用です。

…付近に小さな集落があって民宿などの看板も出てますが、どうも
休業中の物が多いようです。季節的な事なのか単に維持出来てナイ
のかは不明ですが。

今までの報告では付近の飲食店に関して「なし」としておりましたが、
歩いてみると喫茶店が１軒あるのを発見しました。

…しかし近くを通っただけで盛大なカラオケの音が聞こえる環境で
あり、田舎によくあるカラオケ喫茶だと思われます。恐らくは地域の
お年寄りの社交場として機能してる店舗でしょう。

完全な偏見ですが田舎のコロナはこう言う所で拡散されてるような
気がします。…私の最も苦手な種類のお店ですが、気にならない方
なら休憩や腹ごしらえに充分に使えると思いますよ。



さて絵の方ですが、今回は現在も使われている国道沿いのバス停
の方を描いてみる事にしました。

ココには高速道路を経由しない路線バスとして日本一の距離を走る
事で有名な奈良交通の八木新宮線のバスが発着します。
…旅番組や物好きなYouTuberが最近よく紹介してるアレですよ。

全区間を乗ると距離にして約167km、片道の所要時間が約６時間半
と言う長丁場で、左の画像に載せたのは城戸発1532の便です。

全体の約1/3弱が終わった感じで、終点の新宮には2022着ですか。
のろ一家はココから乗るようですが、食い物は買ってあるだろうな？
宿の夕食まで持たないぞ。

…と言う事で新しい年もそろそろ２月になろうかと言う頃ですが、
ウチのブログは概ね１か月のタイムラグがありますので、次回から
2020年最後の駅ノート旅の報告に移ります。

広島県内の芸備線でコレまた新規発見された駅がありましたので、
年内に片付けたくて出掛けてきたんですが、何故個別に発見される
のか？…まぁ文句を言っても仕方のない話なんですが。

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