デジ絵 始めました
2021/02/03(Wed)
そんな感じで現地で空振りだった伊太祁曽駅の駅ノートは、私の絵と
しては初のデジタル作画で描く事になりました。
…慣れない作業だから少しずつ試行錯誤しながら描いたワケですが、
折角の苦労をスルーしてしまうのも勿体無い話です。
そこでウチとしては異例の事になりますが、ココでメイキングを紹介
しておこうと思いますクラ駅長です。
昨年末ギリギリにペンタブレットを買って、同年の目標だった「デジ絵
を始める」と言う課題が何とか間に合ったワケですが、道具と一緒に
必要なのがソレ用のプログラムです。
まず何を使えばイイのかよく分からないので、買った製品に体験版が
付属してた「paintr essential7」と言う物の販売版ソフトを入手しました。
伊太祁曽駅は過去に2度描いたので、今回は初詣に行った伊太祁曽
神社を描く事にして、まずは背景の画像を取り込んでみましょう。
作画や画像加工のソフトと言うのは大抵、レイヤーが重ねられる仕様
になってますので、まずは線画で背景をなぞる所から行ってみます。
元の写真を薄めにすれば、トレーシングペーパーを重ねたのと同じ
ような感じになりますね。
…もしかしたら線画を自動的に読み込むような機能もあるのかも知れ
ませんが、ソレでは絵を描いた事にならないと思い、全て手作業です
(てか機能があっても知らん)。やはりコレに最も時間を取られました。
続いては色塗りです。
上記の線画の1枚下に彩色用のレイヤーを入れて色を塗ります。
…あまり詳しくナイのですがアナログ制作のアニメはセルロイドに
コピーした線画の裏から色を塗って作るんでしょ。アレと同じよう
なもんだと思われます。職人さんの苦労が少し分かったぞ。
…しかしコレがまた困り物でして、今までは12色の色鉛筆で塗ってた
のがデジタルツールになると、色の種類が無数にあるし筆に相当する
物もドレを使えばいいのか分からん。
そして何かを決めても覚えておくのが大変です。コレまたメモリー機能
ぐらいは存在するのかも知れませんが「のろの茶色」とか色とツール
と太さ、透明度まで決めた物を固定出来たらいいのに。
風景の中の陰影は別にする方が便利なので、まずは単色の塗り絵
状態で塗って後から影のレイヤーを重ねました。
ココまで出来たらいよいよキャラクターです。背景もレイヤーで残して
おけば後からの微調整も楽だと思われますが、初心者のなので何故
か1枚の画像として保存してしまいました。…まぁいいや。
本来ならキャラクターの位置を決めてから背景を描きますが、デジ絵
はソノ辺の融通が利くのでキャラクターを後にしています。
新たな下描き用のレイヤーを作ってソレに線画と色彩、影を重ねます。
…初詣の風景なのでてんを巫女さん(バイト)にして、のろとぱのも
和服にしましょう。私の絵…殊にぱのは和服率が高いので、資料なし
でも描けるようになってしまいました。
絵が混ざると見にくいから、背景のうちキャラクターと重なる部分は
消してあります。普段からアナログで描く時も数ミリの余白を空ける
ようにしてますのでソレと同じ感覚ですね。
ちなみにてんは下描きの時点より少し奥に立ち位置を変えて、頭部を
縮小しました。…顔がデカすぎたんですよ、女の子には可哀想でしょ。
この辺の自由さはアナログより大幅に優位です。
キャラクターに彩色と影を付けて、位置の微調整をしたら完成です。
あー疲れた。
デジタルツールは便利な物ですが、慣れるまで時間が掛かるのと
駅ノートは最終的に実物の紙に出力せにゃなりませんので、現地へ
持って行くのは困難ですよね。
取り敢えずは今回のように、空振りを補完する場合に使う事にします。
では続いてアナログの駅ノート報告に戻ります。気になりつつも放置
してあった飯田線の秘境区間へ、いよいよ入って行きますよ。
…適当にお楽しみに。
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No.675 リアル日常雑記