新・駅長日誌Ⅱ

さて飯田線中部の駅ノートですが、千代から１駅ごとに南下して次は
門島と言う駅に向かいますクラ駅長です。



ココも線路に近いルートで直接行ける道路は存在しないようで、一度
天竜川を渡って国道151号線へ戻る必要がありました。ソレでも10km
少しの距離なので、移動時間が少なくて済むのが利点ですね。

川沿いにある集落から線路に近付く急な坂道を登ると駅がありました。

恐らく昔は駅舎が存在したと思われますが大きな建物は見当たらず、
ソレらしい土地は保線用の基地になってますね。…ココに車を置けば
邪魔にはならないでしょう。



交換設備のある島式ホームの駅で、比較的新しい待合室があります。
読み方は「かどしま」。所在地の泰阜村は「やすおかむら」と読みます。

ココは天竜川に沿った場所ではあるものの意外に開けた地形で、近く
には発電所などもあるようです。…陽当たりが良すぎて順光でも濃い
影が出来るから、逆に写真は撮り難い状況でした。



駅ノートはソノ待合室内にあります。窓が大きいから陽が射すと室温
が上がるのでしょう。寒くナイ…と言うか暑いぐらいでした。

何故か違う設置者による物が２冊あるんですが双方とも去年の夏頃
からの物らしく、他の絵師さん(笑)の作品は存在しませんでした。

…やはり目を引くのが旧型国電の写真が付いた方ですよね。

最初のページに簡単な解説と設置者の思い出話が書いてありました。
画像は昭和54年頃の物で、千葉県在住の設置者が子供の頃に当地
にあった親戚の家に来た時の物だそうです。

車両はクモハユニ64000とあります。

昭和54年に私は７歳だったから、この人とほぼ同世代だと思います。
形式番号が２桁台の いわゆる「旧国電」と呼ばれる電車は、やはり
知識では知ってても実際に乗った事が無かった物件の１つですよ。

画像は当時の同じ場所のようですが、駅前に民宿があったのか。
…しかし駅前の道路のすぐ横は崖になっており、ドコにアレぐらいの
建物を建てれたのかは些か謎です。

どっちのノートに描いてもイイのでしょうが、リング綴じは扱いにくい
のでクモハユニの方を使う事にしました。



途中で珍しい車両…キヤ95系の「ドクター東海」が撮れました。
元から電化鉄道として開通した飯田線に気動車が入るのは滅多に
ナイ事なのだそうです。

…「ワイドビュー伊那路」は日に２往復しか走ってない割に、各駅で
頻繁に見かける気がします。勿論ココには停まりません。



さてココの絵ですが、やはり特徴的な形の待合室を描いてみましょう。
窓が３つあって、端の２つがエレベーターの「開く」のボタンみたいな
面白いデザインになっています。

…ココから何となく「２人の距離」みたいな物を連想してしまいました。
だから久し振りに青春物シリーズですよ。別にどぅ続けてどぅ落とすか
までは考えてませんので、多分今後もずっとこんな感じですが。

終わったのが14時半頃だったでしょうか？…次は田本駅です。
予備知識として「屈指の秘境駅である」と言うぐらいの事しか知らない
んですが、時間的にも中途半端な所ではあります。

一応、現地まで行くだけ行って、可能なら下描きぐらいは出来るかな？

※→次回に続く

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