屋島ケーブルを探る ①
2021/03/04(Thu)
そんな感じで琴電屋島駅から車で1分程度、屋島ケーブルの跡地へ
やって来ましたクラ駅長です。
同ケーブルが休止されたのは平成16年の事だそうで、現状で20年近く
経ってるワケですが、駅のホームと車両などが残っています。
元はホームの前に駅舎があったようですが、現在は撤去されて地区の
公民館に変わったようでした(無関係だと思って撮らなかった)。
休止から翌年の平成17年に正式に廃止されたものの、ケーブルカー
の車両なんてのは他に転用が効かない物だろうし、駅舎にしても解体
するにもカネが掛かる話なのでしょう。
駅名票などもカナリ錆びてますが判読出来る状況で残っていました。
屋島ケーブルの正式な社名は屋島登山鉄道、駅は屋島登山口と
屋島山上の2箇所だった事になりますね。ご丁寧に営業キロまで
書いてありますが0.8kmと言う事でしょうか。
昭和4年に開業して戦時中は不要不急路線として休止されたものの
昭和25年に復旧。一時期はコトデンの傘下にあったのが、グループ
企業から外れて経営が立ち行かなくなったそうな。
駅の設備は昭和4年の開業時からある物なのでしょう。ゆるくアーチ
した屋根やタイル製の乗車位置案内に時代を感じます。屋根は一部
で朽ち果ててる箇所もあるようでした。
車体は一般的なケーブルカーにしては長く見えます。最初は2両編成
かと思ったんですが、どうやら交互に走る2両とも麓の駅に降ろして
あるようですね。
改めてWikipediaを見たら平成25年に山上側の車両を降ろしたそうな。
…確かにそのままだと、ワイヤーが劣化して切れた時に危険でしょう。
ついでに同記事を読むと、現役時とは塗装が変わってるようです。
また前後の車両の間はピッタリ合うサイズに加工した板で塞がれて
おり、保存されてるでもナイのに不思議な状況だなと感じました。
駅のホームにも入れるので、先頭部分に回り込んでみました。
…確かに2両並べるとホームの長さが足りません。
線路や滑車なども残っていますが、ワイヤーはありませんでした。
車両はガラスが割れてる所もありますが、落書きなどの人為的な
荒廃も少なく概ねキレイです。…つくづく不思議な空間ですね。
…この線路をずっと登って行けば山上の駅に着く筈ですが流石に
立入禁止かも知れず、また倒木などで物理的に通行が困難なように
感じられるので、山上へは後で車で登ってみる事にしましょう。
2両あるうちの下側の車両は扉が開いたままなので、車内に入る
事が出来ました。折角なので中も少し見ておきます。シートなどの
設備がそのまま残っており、掃除すれば使えそうな感じですな。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
やって来ましたクラ駅長です。
同ケーブルが休止されたのは平成16年の事だそうで、現状で20年近く
経ってるワケですが、駅のホームと車両などが残っています。
元はホームの前に駅舎があったようですが、現在は撤去されて地区の
公民館に変わったようでした(無関係だと思って撮らなかった)。
休止から翌年の平成17年に正式に廃止されたものの、ケーブルカー
の車両なんてのは他に転用が効かない物だろうし、駅舎にしても解体
するにもカネが掛かる話なのでしょう。
駅名票などもカナリ錆びてますが判読出来る状況で残っていました。
屋島ケーブルの正式な社名は屋島登山鉄道、駅は屋島登山口と
屋島山上の2箇所だった事になりますね。ご丁寧に営業キロまで
書いてありますが0.8kmと言う事でしょうか。
昭和4年に開業して戦時中は不要不急路線として休止されたものの
昭和25年に復旧。一時期はコトデンの傘下にあったのが、グループ
企業から外れて経営が立ち行かなくなったそうな。
駅の設備は昭和4年の開業時からある物なのでしょう。ゆるくアーチ
した屋根やタイル製の乗車位置案内に時代を感じます。屋根は一部
で朽ち果ててる箇所もあるようでした。
車体は一般的なケーブルカーにしては長く見えます。最初は2両編成
かと思ったんですが、どうやら交互に走る2両とも麓の駅に降ろして
あるようですね。
改めてWikipediaを見たら平成25年に山上側の車両を降ろしたそうな。
…確かにそのままだと、ワイヤーが劣化して切れた時に危険でしょう。
ついでに同記事を読むと、現役時とは塗装が変わってるようです。
また前後の車両の間はピッタリ合うサイズに加工した板で塞がれて
おり、保存されてるでもナイのに不思議な状況だなと感じました。
駅のホームにも入れるので、先頭部分に回り込んでみました。
…確かに2両並べるとホームの長さが足りません。
線路や滑車なども残っていますが、ワイヤーはありませんでした。
車両はガラスが割れてる所もありますが、落書きなどの人為的な
荒廃も少なく概ねキレイです。…つくづく不思議な空間ですね。
…この線路をずっと登って行けば山上の駅に着く筈ですが流石に
立入禁止かも知れず、また倒木などで物理的に通行が困難なように
感じられるので、山上へは後で車で登ってみる事にしましょう。
2両あるうちの下側の車両は扉が開いたままなので、車内に入る
事が出来ました。折角なので中も少し見ておきます。シートなどの
設備がそのまま残っており、掃除すれば使えそうな感じですな。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.704 鉄道廃線跡を探る