新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 鵜飼

2021/05/29(Sat)

さて奥能登地方駅ノートですが、続いては鵜飼駅跡地にやって
来ましたクラ駅長です。

ココは先程の白丸駅と違い、珠洲市宝立(ほうりゅう)と言う地区の
中心地にあった割と大きな駅で、廃線後駅舎などの設備が残され
ています。最終的には簡易委託駅だったようですね。

20210529a.JPG 20210529b.JPG

元の駅舎は比較的新しそう洒落た建物で、付近の支援学校の生徒
さんが製作した美術作品のギャラリーがあり、カフェが併設されてると
聞いてきました。前の広場はバスロータリーでもあります。

そして能登地方景勝地である見附島への最寄駅でもありました。
見附島は何度か来てますが、この駅(跡)国道から少し奥まった
にあるので、立ち寄るのは初めてです。

20210529d.JPG20210529c.JPG

多角形の部屋で天井に明かり採りの天窓がある開放的な待合室
ですね。展示スペースには見附島や付近の特産物などを木や石で
模した展示品が置かれています。

駅ノートA4判の物がありますが、表紙の記載では訪問当時
行われていた芸術祭近隣の学校などが共同で行っている催し?)
感想用かも知れず、もしかしたら期間限定の可能性もあります。

20210529f.JPG 20210529e.JPG

立て看板に描かれている鉄道車両は、紀州鉄道の古いやつ
見えるんですが、細かい事は気にしないでおきましょう。

駅舎を通って反対側へ出ると、交換設備を持つ対向式のホーム
そのまま残っています。線路ありません手前側が踏切な。

そしてホーム上にも学校の各クラスで作ったようなベニヤ板サイズ
アート絵が数多く並んでいました。

高校生ぐらいだと、絵が上手いだけでもクラスの人気者になれ
ましたよね。当時から写真一辺倒だった私は、に関してはカナリ
遅く始めた事になりますが、それなりにウケてるようです。

20210529g.JPG 20210529h.JPG

駅舎反対側ホームには、やはり御当地見附島を描いた絵が
あります。コレが一番目立ってる風景としても象徴的なので、
私も背景はコレを描く事にしましょう。

駅名票国鉄風再現された物のようです。元は旧国名を冠した
「能登鵜飼」と言う駅名でした。素の鵜飼駅は広島県の福塩線
あるようです。

ちなみに先程の白丸駅も元は「能登白丸」と言い、東京都青梅線
の駅と区別されてました。…第三セクター化したとてワザワザ外す
必要はあるんでしょうか?

珠洲方向には平地が開けてるので廃線跡道路に転用された区間
が見えています。…線路跡の大部分がそのまま放置されている同線
では極めて珍しい例かも知れません。

20210529i.JPG 20210529j.JPG

そんな感じでの方は「鵜飼い」です。…恐らくココの地名もソレから
来てるのだと思われますが、岐阜県の長良川のように現在も行われ
てると言う話は聞かないんですけどね。

子供首に縄とか付けると虐待を疑われかねませんので、おっさん
(のろ)鵜の役です。てか着ぐるみ好きなので進んで着てます

描いてるうちにカフェ開店時刻である11時になったんですが、全部
完成させてから入ろうと思って、気が付いたら行列になってました。

…どうやら元からカナリの人気店な所へ、謎のウイルス対策で席数を
減らしてるようなのです。今日中帰らないとイカンので次回の課題
として、メニューの黒板だけ撮らせて貰いました。

ともあれ今回は予定していた2駅ともクリアです。休みとしては4連休
なのですが奈良に帰って1日空け、続いて和歌山県へ回りますよ。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.790 駅ノートの記録