新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 信濃境

2021/12/19(Sun)

そんな感じで中央本線信濃境駅に到着しましたクラ駅長です。

同路線ではココが長野県の最東端の駅になります。「境」と言う地名
は当然に国境の意味なのでしょう。

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同区間(韮崎~富士見)明治37年開通し、同駅はソレから少し
経った昭和3年開業したそうです。…駅前には「新驛記念碑」
して当時の鉄道大臣の書による石碑が建てられていました。

資料ありません駅舎その当時からの物だと思われます。

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元は有人駅だった構造の駅ですが、現在は無人化されており、最近
になって設置されたらしいSuicaのカードリーダーと、磁気対応
乗車証明書の発行機がありました。

※一時期は簡易委託駅として窓口が営業してた事もあったようです。

同駅有名になったのは1997年ドラマ「青い鳥」のロケに使われた
事からでしょうね。豊川悦司さん演じる主人公が勤務する清澄駅と言う
架空の駅なんですが、同駅隣の富士見駅との間にある設定でした。

…私も大好きな作品の1つです。鉄道が深く絡むドラマなので「鉄道
担当ディレクター」なるものが存在しリアルな演出が為されたそうな。

尤もJR移管後で、この規模の駅駅長以下数名の駅員が勤務してる
と言うのは些か不自然ではありますが。

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実の所、私もソレに惹かれて乗り潰しを初めたばかりの頃に来た事
があり、今回で2度目の訪問になります。

劇中で小鳥が飼われていたのと同じ地位に鳥籠があって、以前は
カラだったのが最近は鳥の人形が入るようになったそうな。

複線区間なので2面2線の駅です。ドラマ以外で有名なのは近くで
縄文時代の遺跡が出た事でしょうか。地元の方が工芸作品として
作った複製の縄文土器が飾られていました。

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ドラマ放映当時からファンの皆さんが多く訪れ、「青い鳥を探して」
と題された駅ノートかなり以前から置かれていたようです。

最新の物で「第19冊目」となってますが、途中の巻が何冊か盗まれた
らしく、数冊のみが残っていました(他で保管されてる可能性もあり)。

絵師さんの作品多く見られます。がっつり絵を描く習慣が始まった
のはココ10年程度の話であり、ソレほど古くまで遡って調べる必要も
ナイでしょう。

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複数の作品がある方は新しい方のみ撮りました。なるべく詳しく見た
積もりですが、抜けてたらすいません

さて私は、やはりド定番として「青い鳥」ですね。詳しいストーリー
書くと長くなりますが、トヨエツさん演じる主人公の駅員が、都会から
やってきた母娘(夏川結衣&鈴木杏)と知り合い、色々アレコレ…。

主要登場人物の構成がウチの3匹と似てるのでそのまま役を振ろう
かと思いましたが、面白くナイのでのろ「青い鳥」の着ぐるみです。
赤いソアラお母さんが乗ってた車な。…トヨタが提供だったのか?

同作品は時代的に再放送するには古いし、レンタル屋さんでも置いて
ナイ店の方が多い感じなのですが、YouTubeにあると思います。
未見の方は探してみて下さい。「鉄ヲタなら」惹かれると思いますよ。

続いて信濃境駅の周辺には、小規模な廃線跡線形を改良した後の
旧線区間)があるらしいので、その辺りを探りに行く事にしましょう。

→次回に続く



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No.994 駅ノートの記録