信濃境の旧線区間を探る ①
2021/12/20(Mon)
…そんな感じで中央本線の信濃境で駅ノートを描いたワケですが、
合間に特急「あずさ」の撮り鉄にも挑戦しておりましたクラ駅長です。
特急「あずさ」もすっかりE353系で
統一された感じでしょうか?
余談ですがドラマ「青い鳥」の序盤、
深夜に酔っ払った夏川結衣が線路
を歩こうとして「スーパーあずさ」に
撥ねられそうになり、トヨエツに抱き
留められるシーンがあります。
…脚本上の大きな転機なのですが。
「甲府行きの最終普通が出た数分後に下りの最終あずさが通過する」
と言う設定は、当時の同駅の実際のダイヤと同じなのですよ。
このように同作は細かい所で無駄にリアルに作られてるのが特徴です。
ともあれ信濃境駅の前後には、線形
の改良工事によって生じた短かい
廃線区間が幾つかあるらしいので、
それも併せて探る事にしましょう。
まず富士見方向です。
立場川と言う小さな川の左右が深く
切れ込んだ谷間になっており、線路
はココを高い橋梁で越えています。
…どう言うワケか最初は不自然に北側へカーブした線形だったのを、
昭和55年に同区間が複線化した時に現在の線路に切り替えられ、
新旧2つの橋梁が存在する事になりました。
信濃境駅から富士見方向へ約4km走ると、現在のコンクリート製の
橋梁が見えてきます。その下を通って北の方向へ進めば見えるのが
鉄骨造りの旧橋梁ですね。明治37年に造られたそうな。
Wikipediaによると廃線後に前後のトンネル2本と合わせて自治体
(富士見町)に無償譲渡され、同町では文化財としての保存を検討
しているそうです。
…廃線区間を全て見るのは時間的に厳しいので、道路から接近可能
な所だけにしておきましょう。
公道から線路跡の築堤まで、元は保線用だったと思われるスロープ
が続いています。…4WD車だから登れない事はナイんですが、今回
は取り敢えずココから歩く事にしますよ。
登った所にイノシシ捕獲用の檻がありました。エサとして入ってる
のは熟しきった柿のようです。…こんなので引っ掛かるのか。
…富士見方向にトンネルの入り口が見えますね。特に閉鎖されてる
ワケでも無さそうで、ネット上には実際に内部を歩いた報告が散見
されますが今回は入りません。
切り替えが昭和55年だから約40年と言う感じか。架線柱や枕木が
随所に残っています。流石に鉄橋から先は柵があって、渡れない
ようになってますね。
地元では「ハイキングコースとして整備して欲しい」と言う要望が
あるらしく、もしかしたら福知山線のようになるかも知れません。
…そして柵の付近に、明らかに撮り鉄さんらしい若者が居ました。
鉄橋を柵の隙間から覗くと左の感じ。結構な高さなのでハイキング
コースにするなら落下防止の安全対策は必要でしょうね。
ココから見た新橋梁の風景が右の感じです。
…彼らが狙ってるのはE353系か、後で見かけたタキだらけの貨物
列車だったのかも知れませんが私は時間がナイので211系で妥協。
続けて航空写真で明らかな痕跡が見て取れる、信濃境側の分岐点
を見に行く事にします。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
合間に特急「あずさ」の撮り鉄にも挑戦しておりましたクラ駅長です。
特急「あずさ」もすっかりE353系で
統一された感じでしょうか?
余談ですがドラマ「青い鳥」の序盤、
深夜に酔っ払った夏川結衣が線路
を歩こうとして「スーパーあずさ」に
撥ねられそうになり、トヨエツに抱き
留められるシーンがあります。
…脚本上の大きな転機なのですが。
「甲府行きの最終普通が出た数分後に下りの最終あずさが通過する」
と言う設定は、当時の同駅の実際のダイヤと同じなのですよ。
このように同作は細かい所で無駄にリアルに作られてるのが特徴です。
ともあれ信濃境駅の前後には、線形
の改良工事によって生じた短かい
廃線区間が幾つかあるらしいので、
それも併せて探る事にしましょう。
まず富士見方向です。
立場川と言う小さな川の左右が深く
切れ込んだ谷間になっており、線路
はココを高い橋梁で越えています。
…どう言うワケか最初は不自然に北側へカーブした線形だったのを、
昭和55年に同区間が複線化した時に現在の線路に切り替えられ、
新旧2つの橋梁が存在する事になりました。
信濃境駅から富士見方向へ約4km走ると、現在のコンクリート製の
橋梁が見えてきます。その下を通って北の方向へ進めば見えるのが
鉄骨造りの旧橋梁ですね。明治37年に造られたそうな。
Wikipediaによると廃線後に前後のトンネル2本と合わせて自治体
(富士見町)に無償譲渡され、同町では文化財としての保存を検討
しているそうです。
…廃線区間を全て見るのは時間的に厳しいので、道路から接近可能
な所だけにしておきましょう。
公道から線路跡の築堤まで、元は保線用だったと思われるスロープ
が続いています。…4WD車だから登れない事はナイんですが、今回
は取り敢えずココから歩く事にしますよ。
登った所にイノシシ捕獲用の檻がありました。エサとして入ってる
のは熟しきった柿のようです。…こんなので引っ掛かるのか。
…富士見方向にトンネルの入り口が見えますね。特に閉鎖されてる
ワケでも無さそうで、ネット上には実際に内部を歩いた報告が散見
されますが今回は入りません。
切り替えが昭和55年だから約40年と言う感じか。架線柱や枕木が
随所に残っています。流石に鉄橋から先は柵があって、渡れない
ようになってますね。
地元では「ハイキングコースとして整備して欲しい」と言う要望が
あるらしく、もしかしたら福知山線のようになるかも知れません。
…そして柵の付近に、明らかに撮り鉄さんらしい若者が居ました。
鉄橋を柵の隙間から覗くと左の感じ。結構な高さなのでハイキング
コースにするなら落下防止の安全対策は必要でしょうね。
ココから見た新橋梁の風景が右の感じです。
…彼らが狙ってるのはE353系か、後で見かけたタキだらけの貨物
列車だったのかも知れませんが私は時間がナイので211系で妥協。
続けて航空写真で明らかな痕跡が見て取れる、信濃境側の分岐点
を見に行く事にします。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.995 鉄道廃線跡を探る