新・駅長日誌Ⅱ

では新たな報告です。実は11月下旬のシフトの３連休で岡山～鳥取
方面への旅を計画してたんですが、親戚の葬式が入って自分の休み
が１日だけになってしまいましたクラ駅長です。

日帰りで行ける範囲の駅ノートを考えた結果、岐阜県の谷汲と美濃
の３巡目を描きに行く事に決まりました。…何れも１年半ほど空いて
おり、そろそろ回っといた方がいい感じでもありますので。



何れも名古屋鉄道の廃線区間の終着駅で、駅と車両が保存されて
います。通常なら遠い方から行くんですが、美濃駅跡は朝９時に
ならないと開かないので、完全フリーな谷汲駅跡から行きますよ。

…日帰りだから帰りが遅くなるとツラいのです。その代わり朝は幾ら
早くても平気と言う、我ながら変な生活習慣になってしまいました。

晩秋の雨上がりの朝と言う事で、駅跡に近い谷汲山も紅葉と低い雲
が目立つ状況でした。この奥に西国札所の華厳寺があります。



廃駅とは言っても駅舎は平成８年に改築され、平成13年まで使われ
てましたので、まだ新しい雰囲気です。また改築のタイミングで町立
の昆虫館などの施設も併設されるようになったそうな。



ホームと線路も残されており、２両の古い電車も保存されています。

ツートンカラーの方が昭和元年製のモ514号、赤い方が昭和２年製の
モ755号ですね。…何れも末期に谷汲駅を含む谷汲線で使われていた
車両で、モ514号の方は岐阜市内線との直通運転も可能でした。

その谷汲線も昭和元年…1926年の開通だと言う事で、モ755号の方
に開通95周年を祝うヘッドマークが付けられていました。…祝うっても
廃線ですから、どの程度のイベントが為されるのかは謎ですが。



駅ノートは（多分）その昆虫館が管理してるようで、バックナンバー
を含めて６冊。最新刊以外は事務用のリングで綴じてあります。

前回の訪問以降の絵師さんの作品＆ゆっくまーシールは右の感じ
でした。ゆんさんが書いてるテーブルの下りは私の前回の絵に関連
しての物だと思われます。ありがとうございました。

…ソレはいいとして同じページの上にある「パパがいなくなった」と
言うのがシュールですね。一緒に遊びに来てたお父さんと一時的に
はぐれた程度ならイイんですが、失踪とか拉致とか逮捕収監とか。

コレを取っ掛かりにして推理小説の１本でも書けそうな話です。
…書かないけど。



またココには小規模な公園がありまして、ヤギが１頭飼われています。
…まさむね君と言うようですが説明書きを見るに、元はこはるちゃんと
言う奥さんが居たようです。

字が小さくなりましたがヤギ的に毒な物を食べて亡くなったようで、
別の看板には「食べさせてはいけない物」が色々と載ってましたな。

…定番と思われる紙もダメだし、芋類は腹腔内にガスが溜まるから
ダメとか。んー、ヤギは屁をこかないの？

「病気で奥さんを亡くした」と言えばのろも同じ境遇なので、共感する
所があったようです。…但しぱのは成仏しようと言う気が全くナイので
「出ずっぱり」であり、周囲は元より自分でも忘れてるフシがあります。

最新のノートが最後のページまで達してたので、新しい物に描いて
置いてくる積もりだったんですが、運よく施設の方が通り掛かったので
事情を話して絵が出来てから直接手渡ししてきました。

…朝８時半から始めて11時前まで居たかな？少し距離がありますが、
続いては美濃町線の終点だった美濃駅跡に向かいます。

※→次回に続く

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