新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

若桜駅を更に探る

2021/12/31(Fri)

さて若桜鉄道の終点である若桜駅ですが、駅ノートに関する報告が
終わりましたので、周辺の色々に続けたいと思いますクラ駅長です。

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まず同駅には最近「わかさカフェretro」なる喫茶店が開店したようです。

お店の規模を見る限りカウンターで注文して同駅の待合室で頂く感じ
小規模な物のようですが、着いたのがお昼時だったので何か食事
は出来ないモノか?と思ったらハンバーガーがあるとの事でした。

詳しいコンセプト不明ですが豚の生姜焼きが挟まっています。
汁が垂れやすい事を除けば美味しく頂けました

で客席を見るに地元の爺さんらしき人が、明らかにカフェの雰囲気
合わない「ご飯とおかず」みたいな物を箸で食ってるんですよ。

お店の方に聞いてみたら「アレはメニューにはナイ」との事です。
「田舎の個人店あるある」ですね。雰囲気的に好きではナイ状況
ですが敢えて何も言いませんでした。

まぁこのハンバーガー分解して中身を体裁よく皿盛りにし、御飯
味噌汁を付ければ「生姜焼き定食」として成り立ちそうな感じでは
あります。…恐らく爺さんのワガママでしょう。ふん。

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そんな待合室のインテリアに、古い鉄道写真があしらわれてる物が
ありました。…キハ58系は方向幕が「急行」に見えるんですが、同線
急行列車が走ってた記録が見当たらないんですよ。何故?

右の蒸気機関車の写真はソレが当たり前に使われていた昭和45年
以前の物だと思われます。俯瞰で撮ってますが高い建物ナイ
なので、給水塔の上にでも登ったんでしょうか?

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食事を終えたら入場券を買い、転車台と保存車両を見に行きました。
…ココは何年か前の木村鉄道の社員旅行の時、施設見学蒸気
機関車の体験運転をさせて貰った所ですね。

圧縮空気で動く物だとは言っても蒸気機関車運転出来る所って
ソレほど多くナイと思います。転車台は動力が無く人力で回す
だった記憶がありますが。

コレも保存車になるのか?DD167号機が居ます。…エンジンが1基
なので運転室極端な端に置いて、重量バランスを取ってるそうな。

もぅ少し大型のDE10型などもそうなんですが、この手の機関車
主に入れ替え用として使うから運転席は横向きなんですよね。

前を向いて運転するのとドノような感覚差があるのか?機会は
少ないかも知れませんが一度体験したみたい物です。

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保存蒸機C12167号も健在です。以前に見た時とナンバープレート
色が違ってるので、「付け替えて売る」と言う大井川鉄道みたいな
商法に手を出してるのかも知れません。

現状では謎のウイルスの影響でデモ運転体験運転行われてナイ
ようなんですが、コレまた機会があれば再挑戦したいです。

そしてJR四国から貰って来た12系客車は殆ど休車状態のようで、
引込線の一番奥に突っ込んだまま傷みが進んでました。

DD16牽引で自社線内を往復するだけでもイベント列車としてカネ
は取れそうに思うんですけどね。勿体無い話です。

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そして当日見たのが、新人の運転士さんの実技試験らしき光景。
「〇〇よし!〇〇よし!」と素早く点検して回る…映画「RAILWAYS]
中井貴一さんがやってたようなアレですよ。

同じ交通機関と言っても、タクシーの卒業検定とはまるで違う厳粛
な物のように見えました。

今回もで来てしまいましたが、例によって寄付代わりの乗車券
買います。…必要なのはノート設置駅であるまでですが、おまけ
として郡家までにしておきましょう。

では続いて、バイク乗りの皆さんにも人気隼駅へ移動します。

→次回に続く



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No.1006 駅長が見た風景