新・駅長日誌Ⅱ

さて観光列車「時代の夜明け」ですが、引き続き車両の紹介です。

…考えてみれば観光列車ってのは、大抵が短編成ですよね。
国鉄末期～ＪＲ初期のジョイフルトレインは概ね６両とか７両だった
ように思うんですが、団体需要も減ってるんでしょうか。

鉄道と言う物が既に、国鉄時代などの大量輸送から降りてしまった事
の象徴のようにも思えてきましたクラ駅長です。



同列車も２両編成であり、連結部分には坂本龍馬の大きなイラストが
デザインされていました。…てかコレは確か桂浜にある大きな銅像の
写真ではナイのかな？

曇天の日にデジタルカメラを使うと総じて青っぽく写ってしまう事が
ココ最近の悩みなんですが、コレは元からこんな色です。

方向幕には長ったらしい正式名称で列車名が入っていました。
行先を表示する事もナイだろうから、動かすとしても「回送」ぐらい？



そんな感じで次は白い車体の２号車です。車両番号はキロ185-1868。
…１号車が1867だからソノ続きなんでしょう。西暦1867年が大政奉還
なら同1868年は明治維新の年だわな。

車両の名前としては「SORAFUNE…ソラフネ」と言う事で、空想科学
のお話に登場する宇宙船のイメージなんだそうです。

てっきり「黒船」と対になる物かと思ったんですが、坂本龍馬が如何に
進歩的な思想の人物だとしても、いきなり宇宙船にまで飛躍しないか。



右の車内も高知駅の停車中に撮りました。高知駅は島式ホーム２本
の駅であり、外側の１番線に入ったから「向かいのホームから」と言う
撮り方も出来ないのですよ。

…こちらはカウンター席がメインの内装になっており、１人客は概ね
２号車の方が過ごしやすいと思われます。

それでも席の間には感染症対策でアクリル板の仕切りがありますね。
この「やってますアピール」な無駄装備はいつまで続くんでしょう？



往路の下り便「立志の抄」では進行方向の左が海側になります。
恐らくこっちの方が人気が高い筈であり、当日の空き状況を見ても
海側は全部埋まってました。

そのためか山側は座席に角度を付け、90度で向き合う形の２名席
になっていました。…窓枠部分にある液晶画面は通常、前方視点の
映像が流れており、時々同社のPR動画が挿入されます。



トイレや洗面所とバーカウンターは２号車にマトメられています。

キハ185系の先頭車はトイレつきの0番台とトイレなしの1000番台が
あるワケですが、前者の後位側の乗降扉を埋めてスペースを稼いだ
所にバーカウンターを設置してあるのでしょう。

トイレはバリアフリーの広い（縦長）タイプです。
…２号車の内装は白基調だから、バーカウンターもシンプルでした。

と言う事で車両の紹介も一段落かな。時間的には余裕がありますが
お料理も残さないように、景色を楽しみつつ旅は続きます。

※→次回に続く

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