新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

下津井電鉄を探る ⑦

2022/04/13(Wed)

そんな感じで茶屋町まで軽トラックを取りに戻り、再びJR児島駅
にやって来ましたクラ駅長です。…ココから下津井電鉄廃線跡
巡りの後半に入りますよ。

20220413a.JPG 20220413b.JPG

終点(厳密には起点だそうな)の下津井駅に新しく資料館が出来て、
ココに駅ノート(に類する物)置かれてると言うがありますので
今回はソレも目的の1つとして来たんですよ。

…当初の予定では廃線跡巡り終えてから車で再訪しようと思って
たんですが、時間の節約も兼ねてココから絵の道具も積んで行く
事にしました。

下津井までは約6.5kmなので、茶屋町からココまでの半分以下
距離です。多少の荷物問題ナイでしょう。

と言う事で改めて下津井電鉄児島駅に向かいました。

JR児島駅とは700mほど離れています。児島名物の絵が色々と
描かれている歩道のタイルのに中に、「ナローゲージ」と題して同社
の電車を描いた物もありました。…やはり乗っとけば良かったな。

20220413c.JPG 20220413d.JPG

通常なら通り抜けられる筈が工事通行止めだった駅跡迂回して
越え、廃線跡に戻ります。駅跡は廃線後も同社の旅行案内所として
機能していた時期があり、隣接して下電バスの車庫がありました。

20220413e.JPG 20220413f.JPG

ココから先も廃線跡サイクリングロードとして整備されています。
廃止平成2年と言う事で前半部分に比べれば比較的最近の事
であり、案内図なども読みやすい物が掲示されていました。

「風の道」と名付けられたサイクリングロード児島駅を出ると、
やはり暫くは街中の裏路地みたいな所を縫うように走ります。
舗装はされておらず学校の運動場のような固い砂地の道でした。

電化してたから架線柱が残されていますが、コレが下津井電鉄
独特三角錐みたいな形状の物で、他所では見かけない形状
物なんですよ。

20220413g.JPG 20220413h.JPG

暫く走ると備前赤崎と言う駅跡に着きました。…軽便鉄道コノ幅
なら交換設備がある対向式ホームの駅だったのでしょう。
駅舎などはありませんホーム完全な形残っていました。

復元された駅名票には前後の駅までの距離が記されているので
分かりやすいですね。

20220413i.JPG 20220413j.JPG

線路の両側道路があって、割と頻繁踏切が出て来るような
風景ってのも田舎のローカル私鉄ならドコでも見かけそうな物
かも知れません。…電車が走ってた頃の情景が想像出来ますな。

遠景に見える観覧車鷲羽山ハイランドの物でしょう。
…あの山の頂上までとは言いませんが、アレの中腹を回り込んで
下津井へ至る事になる筈なので、カナリの高低差がありそうです。

その割に距離は短かいので、勾配はキツめと言う事かな?

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1109 鉄道廃線跡を探る