新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

下津井 小さな てつどう館

2022/04/18(Mon)

さて下津井電鉄跡地を探る旅ですが、下津井駅構内に残る保存
車両を一通り見ましたので、続けて隣接する建物にあると言う資料館
を見に行く事にしましたクラ駅長です。

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構内保存車両に関しては「下津井みなと電車保存会」と言う団体
復元作業を行なっており、定期的に公開もされてるようです。

活動記録の写真が駅構内に展示されていました。…片上鉄道とか
井笠鉄道とか、岡山県にはコノ手の団体が多くありますね。
恐らくは横の連携があって、情報交換なども為されてるのでしょう。

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駅舎があれば駅の真向かいに当たる建物の2階「下津井 小さな
てつどう館」と言う看板が出ていました。

…何かで聞きかじった情報では、保存会の趣旨賛同した方が会社
の事務所を提供した物だったような気がします。

ココがオープンしたのが去年の6月だそうですが、今年の初め
Yahooニュース(元記事は山陽新聞)が紹介された事で、広く
世間に知られるようになりました。

その文中「ノートが設置されている」と言う下りがあったんです。
なので「コレは廃駅ノート数えて良かろう」となりました。

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まだ「仮オープン中」となってますが、取り敢えず現状では土日の
日中開館してると言う事なので、土曜日に来ました。

建物の階段を上がって2階の入口から入った所、意外な事に誰も
居ません。てか関係者の方居ないんです。…恐らく無料だろう
とは思ってましたが、完全にセルフ見学とは意外ですね。

室内に入るとカウンターには簡単な説明書きと、時世を反映して
消毒用アルコールなどがある程度でした。

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…「ささやかな展示」「これから増やします」と説明されてる通り、まだ
仮オープンと言う事で展示品少な目ですね。

上記の記事によると今後、下津井駅の改札口復元する予定がある
ような事が書かれてますので、入口付近石膏ボードで組まれてる
構造物がソレだと思われます。

奥手の方には軽便鉄道の資料館定番となる線路幅のサンプル
ありました。軽便鉄道は線路の軌間だけでなく車両の規格も小さい
ので、レールも断面の小さな軽い物が使われます。

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ハンドメイド感溢れる電車やバスの運転席がありました。

コレは子供さんに受けそうな気がしますが、そもそも現役時代
下津井電鉄を知る世代って私でギリギリじゃない?

これから先の時代軽便鉄道の歴史ハマる子供が居たらソレは
「道を踏み外してる」として心配した方がいい案件かも知れません。

展示物少ないですが他の色々も見つつ、続けて駅ノートを描く
事にしましょう。

→次回に続く



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No.1114 鉄道保存施設を探る