新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 伊勢奥津④

2022/05/12(Thu)

…そんな感じで続けて駅ノートの報告なんですが、同じ三重県内
言う事で、名松線終点である伊勢奥津駅4巡目を描いてきました
クラ駅長です。

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同駅過去駅ノート乱立しすぎたので一度一斉撤去に遭い、
少しのブランク期間を経て復活したと言う経緯のある駅です。

私が駅ノート廻りを始めたのが上記のブランク期間中だったので、
自分の中では後発設置の駅同じ扱いになっています。なので
間合いを比較的短かめにして、約半年振りの訪問となりました。

古く奈良から伊勢へ向かう昔の伊勢本街道宿場町の1つで
あり、三重県内ですが奈良からも道路なら行きやすい所です。
実家に引っ越したら更に近くなりました。片道55km程度かな。


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4月中旬の事だったので桜の花終わりかけなんですが、給水塔
の手前にあるしだれ桜まだ残った状態でした。

比較的近い所なので午前中家の片付けをやり、午後からの訪問
だったんですが、逆光気味の日差しなので花や葉っぱ発光してる
ようにも見えます。

駅ノート以外でも何度も訪れてる駅なんですが、駅前空き店舗
「日通跡」と書かれた立て札がある事に初めて気が付きました。

…言わずと知れた日本通運の事でしょうが、戦時中物資の輸送
円滑に行うための国営企業だった時期があり、昔は大抵の貨物
取扱駅の近くに日通の支店があったもんです。

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駅ノート前回訪問時既存の物が最後まで埋まってたので、新しい
寄贈したんですが、ソレがまた最後まで埋まった状態でした。

同じ台駅スタンプが併設されてるので「捺すな」と書いておいた
んですが、やはりスタンプの無駄捺し避けられないようですね。

以後の絵師さんの作品としては、最近よく見かけるようになった
キュービックさんと言う方の物が1点ありました。

…最近は萌え絵を描く絵師さん減ってますから、そのうちコミケ
出品の人たちからスカウトが来るものと思われます。ふん。

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所で名松線と言うのは周知の通り、伊勢の松阪から伊賀の名張まで
を結ぶ路線として計画されましたが、途中の同駅で建設が中断した
まま数十年が経過していると言う経緯があります。

色々と調べた結果、左のような地図を発見しました。同線に限らず
全ての計画路線が実際に建設されてた場合の想像図のようです。

…コレを見るに名張近鉄同駅に着くのではなく、西名張と言う
旧伊賀鉄道始発駅に至るんですね。そして更に西へ伸びて奈良県
桜井まで行くのか。

過去には奥津~名張バス路線の設定がありましたが、現在はコレ
廃止され、こちら側はギリギリ奈良県に入った御杖村の敷津と言う
所まで、コミュニティバスがあるようでした。

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もしも名松線が現在の国道422号線に近いルートで開通してた場合、
僅かながら奈良県内も通る事になり、上の路線図の御杖口と言う
駅が1駅だけ奈良県内に存在する事になるんですよ。

国鉄のままなら不自然に感じないんですが、JR東海の駅が奈良
県内1つだけと言うのは、カナリ珍しい状況になる筈でしょう。

この地点が恐らく、現在「道の駅 伊勢本海道 御杖」に相当する
所で、敷津行きコミュニティバスもココで折り返します。

…と言う事で途中で立ち寄ってきた「道の駅」の風景を描きました。

ぱのの台詞の通り、工事の時期によっては鉄建公団が絡む可能性
もあります。そうなると無駄にカネを掛けて、全てをトンネル高架橋
ブチ抜いてしまう線形になったかも知れません。

…今回もまた新しいノート寄贈しつつ、最初のページに描く羽目に
なりました。私は設置者でも管理人でもナイんですが、こうなると
行く末が気になりますね。

ともあれ近距離圏内として4枚に設定したノルマは達成しました。
次の訪問まで暫く空くとは思いますが、ヒマがあれば状況だけは
見に行くようにしたいものです。




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No.1138 駅ノートの記録