新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 藤波

2022/09/30(Fri)

そんな感じで能登半島駅ノート乱立エリア2回目を続けます。
続いて既存設置波並から1つ奥藤波(何れも駅跡)に向かって
おりますクラ駅長です。

…改めて思うのですが、この区間「〇波」と言う駅名矢鱈と多い
のですよ。「波並」も漢字表記は異なりますが「〇なみ」と読むし。

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能登町藤波地区には、藤波運動公園と言う大規模なスポーツ施設
があります。体育館などもあるようですがココのメインテニスコート
であり、近隣の大会などはココが使われる事が多いようですね。

運動公園は海岸沿いの国道から坂道を上った高台にあるのですが、
敷地の中に切り通しの谷になってる箇所があり、能登線ココを
通っていたようです。

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以前(2018年)に来た時は、ココに約100m分の線路が残っており、
谷を跨ぐ高架橋の下に同社の古い気動車が1両、保存と言うか
放置されていました。

…コレが同路線廃線跡の中で1つの名物になってたんですが、
今年の4月~5月にかけて遂に解体されてしまったらしいのです。

当該車両は廃止時に使われていたNT100型のうちの123号車です。
「NT123号 解体」などで検索すれば詳細が出てきますよ。

高架下から蛸島方向へ何mか移動させ、左上の画像の地点付近で
解体されたと思われますが、作業何日かに渡ったので実況中継
のように途中経過Twitter上で報告されていました。

それから4ヵ月ほど経っての訪問になったので、当然に何の痕跡
も残ってませんし、作業後に線路も撤去されたようです。

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藤波駅はココから300mほど蛸島寄りにあったようです。運動公園
集落のある所から更に山手の方向へ細い道が続いていました。

内陸部にあるので、国道バス停「藤波駅口」と言う名前に
なっています。…てか駅はもぅナイんですけどね。

駅前の道路は地図で見る限りは続いていますが、雑草が茂ってて
自動車の通行出来ず、実質的にココで行き止まりの状態です。
能登線の各駅で見かける利用促進の看板が残ってました。

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駅跡には棒線構造のホームと、能登線では標準的ブロック積み
の待合室が残っています。

路線が現役ならココが運動公園の最寄り駅になりますが、ダイヤ
が薄いからドノ程度の利用者があったのかは不明です。

学校の運動部試合で来るとかだと、親や顧問の先生車で
送ってくるパターンが多かったかも知れませんね。

雑草エラい事になってますが、これは季節的なものでしょう。
冬場に来ればもぅ少し見やすいと思われます。

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駅ノート他の設置箇所と同じくなやはるるさんの手による物で
じょにーさん青熊さんシールがありました。

…ソレも含めて一般的な書き込みは、やはりNT123号車解体
関するものが多いので、私もソレをネタにしておきました。

やはり廃線から17年放置されてた物が「何故このタイミングで?」
と言う感想になります。…待合室は施錠されておらず入れますが
ココも環境が悪いので車の荷台で描いています。

2駅を描き終わった所で正午を過ぎていましたので、昼食を挟んで
3駅目を描く事にします。今回は移動距離が短かいのでですよ。

→次回に続く



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No.1279 駅ノートの記録