片上鉄道の廃線跡を探る ⑰
2019/08/06(Tue)
世間は夏休み期間中ですが、お盆で混む前に比較的近い所で。
…と考えて、久し振りにえちぜん鉄道に来ました。本日は福井県福井市
よりお送りしておりますクラ駅長です。
今回は、JRの特急や近鉄は使わず青春18きっぷの旅です。
8月中は播磨下里もコレで行くので、回数消化の意味もあるんですが、
福井程度だと新快速+普通列車でもソレほど苦になりませんので。
…湖西線の新快速も意外と空いてて座れたから、絵の下描きと言うか
ネタ繰りに色々と描いておりました。
さて片上鉄道の廃線跡ですが、片上から5時間掛けて着いた吉ヶ原
でお昼休憩を取って再び自転車に乗り、終点の柵原を目指します。
…天瀬と苦木も駅舎は残ってますが、吉ヶ原は路線の要衝だった
だけに前記の2駅より立派な駅舎だし、勝手知ったる所になって
しまいましたので、ココでお昼になったのは丁度良かったです。
片上鉄道保存会が運営している保存区間に関しては、過去の記事
を参照して頂ければイイと思うので、ココでは割愛します。
…確か廃線後はレールも一旦は全て撤去されてたのを、保存会の
皆さんがほぼ手作業で復活させたんですよね?
公開運転用の線路の途中に、33kmのキロポストがありました。
ココまで復活させたからには、位置も現役時代と正確に同じだと
思われます。
33kmを関東の方向けに解説すべく測ってみたら、東京駅から直線
距離で横浜・袖ケ浦・千葉・春日部・所沢あたりの感じになりました。
…今日は我ながらよく走りましたね。まだ残ってるけど。
そして現在の終点になっている黄福柵原駅。
…公開運転日以外は施錠されてますが、取り敢えず記念写真です。
同駅の奥に留置されているホハフ2003は、反対側の塗装直しも
完了したようです。…機回しは出来ませんがDD13牽引の客車列車
としても、公開運転に使って欲しい所ですね。
周知の如く、今線路が残ってるのはココまでになります。…実際は
ココからまだ1kmほど先の柵原が、現役当時の終着駅だったので、
今回は更に進む事にしましょう。
少し勾配を付けて築堤上を走るのが廃線跡ですが、社員旅行で昼食
場所へ移動する時、保存会の方が少しだけ解説して下さいました。
現在は道路への転用が決まっており、ソレが開通する段階になると、
廃線跡の風景も風化してしまうのかも知れません。
右の画像の奥に見えるのが、元は鉱山労働者の方たちの為の宿舎
だったそうな。…社員旅行の時は、コノ辺で曲がったので、廃線跡
としての全貌はまだ知らない事になります。
…雨も些か小康状態になってきました。次回、ようやく終点に到着です。
※→次回に続く
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No.128 鉄道廃線跡を探る